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文学部アジア文化学科

東志津監督の映画を上映しました

- 2025年07月06日 -

ドキュメント映画を製作・監督されている東志津さんにお越しいただいて、映画の上映とトークをお聞きしました。2023年度の「北のともしび」以来の文学部3学科の合同企画で、今年度は大学より「筑紫女学園大学特別事業」に採択されました。戦後80年の今年、戦争に翻弄された人生を知り、平和について考える機会となりました。

上映した東監督の映画は2本です。まず。学生を対象とした企画として、6月26日(木)と27日(金)に、「花の夢ーある中国残留婦人」を上映しました。この映画は、18歳で「満蒙開拓女子義勇隊員」として満州に渡り、戦況の悪化やソ連軍の侵攻で帰れなくなり、現地の男性と結婚して40年以上も「中国残留婦人」として過ごした栗原貞子さんの人生をたどるドキュメンタリーです。上映後には、戦争が自分たちと同じくらいの年齢の若い女性が強いられた壮絶な人生について、学生から感想や質問がいくつも出ました。

2本目は「美しい人」で、6月28日(土)に一般の方々を対象とした公開講座を開催しました。この映画は、広島と長崎で被爆し、生き延びた人々のその後の人生を描きます。登場する人は、日本人だけでなく、韓国や捕虜として日本に連れてこられていた欧米の軍人もいます。彼らがその日経験したことや、その後の人生は筆舌に尽くしがたいほどの苦難があったはずですが、「自分の人生を見事に生き抜いた人々、そして”その瞬間”まで確かにそこにいた人々の、美しい人生の記憶を残しておきたい」という東監督の思いが静かに心に沁みました。

東監督、公開講座にご参加くださったみなさん、ありがとうございました。夏休み後には、東監督と学生がフィールド・トリップを行う授業予定しています。また筑女にお越しいただくのを楽しみにしています。

 

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