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公開講座「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」①を開催しました【生涯学習センター】

 9月23日(木)筑紫女学園大学飛翔会館3階スクワーヴァティーホールにおいて、「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」を開催しました。
 講師はアジア文化学科の田村史子准教授です。
 ガムランのガムルとは叩くという意味があるそうです。楽器は青銅を材料に作られており、中は空洞であるのにとても重かったです。銅と錫を10:3の割合で混ぜ高温で溶かし、お菓子のぼうろのような型に流し込み、真っ赤に焼いては叩き、焼いては叩きを繰り返し出来上がるようです。ガムラン楽器の一つボナンは、時間帯や状況などで演奏する楽曲を決め前奏を奏し、他のそれぞれの楽器がそれに合わせます。ボナンの下にある紐は円形の楽器の左右4分の1のところに当たっていないとよく響かないそうです。また対角線にそれぞれオクターブになるように楽器が配置されていました。サロンは鉄琴のような形をしており、鍵盤の4分の1の位置に穴が空いています。穴の所だけ震動せず穴の下には緩衝材が置かれ、サロンの箱の中は共鳴するように空洞になっています。鍵盤はばちを少し右に傾け真ん中を叩いては止めて演奏をします。私も参加者の皆さんも次の鍵盤を叩いてから、前の鍵盤を押さえ音を止める作業に最初は苦戦していましたが、先生やガムラン部の学生の優しい指導のもと、段々とコツが掴めました。ゴングという楽器は吊り下げられており、ゴングを叩く棒はボナンやサロンと違って拳のような形をしています。ゴングは叩くと“ゴォ~ング”のような音がします。そのように全ての楽器は音の響きから名前がきているそうです。
 合奏では先生の太鼓に合わせて演奏をしました。太鼓の音に合わせて、リズムや速さの調子を変えていきます。それに慣れてくると合奏しているガムラン楽器の音の響きがとても耳に心地よかったです。ガムラン楽器独特の音の響きが心身共に響き渡って、音の深みに安心感や神秘性を感じました。
 参加者の方々の中には10年前の旅行でガムランに触れて参加して下さった方や、5年前からワークショップに通って下さっている方もいらっしゃいました。このような機会にめぐり合うことができ、ガムラン楽器の魅力と音がずっと心に響いています。会場での一体感や心地よい音色と雰囲気を、次回も楽しみにしていただきたいと思いました。
                      (報告/発達臨床心理学科2年 松田桜子)
*今後の開催は、以下のとおりです。
10月10日(日)
11月21日(日)
【初心者コース】10:00~12:00
【プラティウィ】14:00~16:00
12月5日(日)
【プラティウィ】14:00~16:00
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら↓↓↓
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html