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公開講座「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」③を開催しました【生涯学習センター】

 7月18日(日)、本学 飛翔会館3階スクァバティーホールにて、公開講座「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」(第3回)が開催されました。
 講師は本学アジア文化学科 准教授 田村史子先生と、インドネシア国立芸術大学ヨグヤカルタ校 教授 サプトノ先生です。
 本講座は全3回からなり、今回が前期最後の講座でした。初心者コースとプラティウィがあり、午前中の初心者コースはさまざまな年齢層の方が受講されています。
 講座が始まる前に、障がいを持つ子どもたちとのセッションをされました。子どもたちも終始笑顔で演奏しており、楽しい雰囲気が伝わって来ました。
 講座ではまず、先生方とガムラン部の学生、経験者の方の演奏を聞きました。客席ではなく演奏者と一緒にステージにあがり間近で音を聞き、体全体に響いてくる音に初心者の方は驚かれていました。
 インドネシアでは王宮などで堅い床の上で演奏するので、柔らかい床の上では音が響かないそうです。また、天井が高いと音が上って降りてくるので、床から伝わってくる音と合わさり更に響きの深い音が生まれます。
 次に実際に楽器に触れながら演奏方法について学びました。ガムラン部の方に指導してもらいながら演奏し、時には全員で合わせて演奏しました。演奏にはコツが必要でしたが、ガムラン部の方に丁寧に教えていただきガムランの響きを体で感じながら楽しめました。
 「同じ楽器でも叩く人によって音色が変わり、音にその人の全てがあらわれる。」と先生がおっしゃっていましたが、本当に人によって音色が変わるのが分かり、とても不思議な体験でした。
 コミュニケーションも盛んに行われる和やかな雰囲気の中で、梅雨で貯まったイライラも解消できる講座になりました。
                 (報告/日本語・日本文学科 2年 松本美菜子)
*後期のガムランワークショップは、9月から開催する予定です。
*詳細が決まりましたら、ホームページ等でお知らせします。
*受講希望の受付は、9月1日からです。
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html