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公開講座「メディアと共に生きる現代社会~映像メディアをよりよく理解するためのメディアリテラシー~」④を開催しました【生涯学習センター】

 6月26日(土)太宰府市いきいき情報センターにおいて、「メディアと共に生きる現代社会~映像メディアをよりよく理解するためのメディアリテラシー~第4回インターネットが普及する中での映像メディアの状況について」を開催しました。
 講師は本学英語メディア学科の大森幹之講師です。
 本講座は全4回の中でも最後となります。今回はインターネットについて学び、既存のメディアと比較していきながら映像メディアの将来について考えていきました。
 これまでメディアはテレビ、新聞、電話、ラジオなど様々なものが発達してきました。そして、現在新しいメディアとしてインターネットが普及しつつあります。では、このインターネットとは一体何なのでしょうか。一般に、パソコンでなければ利用できないものとして捉えられることが多いようですが、インターネットの本質はそうではありません。本来インターネットとは内容を流すための配送手段、つまりは道路のような存在に過ぎません。勘違いされがちですが、ネット上のホームページはインターネットではないのです。
 テレビや新聞などの既存のメディアは情報を流す人が特定の人しかいない、情報発信者から情報受信者への一方向コミュニケーションです。しかし、インターネットは情報発信者=情報受信者であり、だれでも情報を流せる双方向コミュニケーションです。このような「インターネットの哲学」を他にも2つ例に挙げながら、インターネットの本質について話されました。
 チャットやYouTube、最新の研究事例を紹介した後、インターネットを含む映像メディアの今後の課題について触れました。映像メディアの在り方、創作者としての在り方、観る者としての在り方。これらをどの様に考えていくべきか、いくつかの考え方を論文事例などから例示し、我々一般市民が考えて行かなければならないという考えで話されました。
 放送の視聴率主義など、私たちがよく疑問に思うことに対して、独自の回答を聞く事が出来てとても良い刺激になりました。
                   (報告/英語メディア学科4年 香月美帆子)
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