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公開講座「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」を開催しました【生涯学習センター】

 5月16日(日)筑紫女学園大学飛翔会館3階スクワーヴァティーホールにおいて、「ガムラン・ワークショップ~音楽によるともいき~」を開催しました。
 講師はアジア文化学科の田村史子准教授です。
 田村先生がガムランの音に初めて触れたのは、高校生の時。FMラジオから流れるその優しい音色に胸打たれ、大学生の時に「どうしても留学したい」と現地へ足を運び、日本人として初めて本格的にガムランを学ばれたそうです。
 お話の後、ガムラン部の学生達が曲を披露して下さいました。受講生の方々からは、「身体に響いて気持ちいいですね」「きれいな音色で聞き惚れました」等の感想があがり、皆さんうっとりされていました。
 次に先生が楽器の説明をして下さいました。その頃になると、質問も飛び出し、皆さん早く自分も演奏してみたい!と好奇心が掻き立てられている様子です。
 私は、先生が「日本は明治に入って西洋のドレミファソラシの七音音階を取り入れましたが、元々日本、韓国、中国には五音音階という五つの音から成る音階があったのです。」と話されていたのが印象的でした。ガムランはこの五音音階を用いる音楽なので、私たちにはとても懐かしく感じるのだそうです。
 水牛の皮でできたクンダンという太鼓。鐘のような音が鳴る青銅でてきたゴング、クンポル。次の鍵盤を叩くと同時に前叩いた鍵盤を押さえるスルントゥム。それぞれ鳴らし方に細かいこつがあり、少し難しく感じましたが、ガムラン部の方々が丁寧に教えて下さり、マイペースながらもその独特な音を楽しめました。
 最後には、みんなでひとつ曲を合奏しました。優しく叩くと優しく返ってくるまろやかな音色。初めて会う人たちと音というものを通してつながった、という喜び。ガムランならではの幻想的で不思議な体験でした。
 受講後、初めて来たという方は「緊張したけど、楽しかった。また是非来たいです」とにこやかに話して下さいました。
             (報告/日本語・日本文学科 2年 江藤 ゆり)
次回は、6月20日(日)に開催いたします。
●公開講座の詳細・受講申込みはこちら
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html