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「アジア学への招待-カンボジアの地雷問題と復興支援-」を開催しました【アジア文化学科】

5月27日木曜日、本学スクヮーヴァティーホールにて、アジア文化学科主催の公開講座「アジア学への招待―カンボジアの地雷問題と復興支援―」が実施されました。
講師には、福岡を拠点に精力的な活動を繰り広げているNGO「カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)」代表の大谷賢二氏をお招きしました。
講演に先立ち、昨年度実施したカンボジア研修において、CMCがカンボジアに建設した小中学校を実際に訪問した学生による現地レポートも行われました。
学生の目線による体験談やリアルで率直な感想は、カンボジアという国やそこで起こっていることを、身近に感じさせるものであり、多くの学生が熱心に話を聞いていました。
大谷さんの講演では、地雷に関する基礎知識を始め、地雷問題にとどまらず、カンボジアの現状についてなど幅広いお話が聞けました。またスライドショーの写真や地雷の模型などを通じて、視覚的にも地雷問題やカンボジアの現状について理解を深めることができました。
いっぽうCMCが国内外で実施している支援活動についてのお話は、日本とカンボジアの関わりの深さについて考えさせられる、非常に興味深いものでした。現地で活動し、現場で活躍される大谷さんによる、生の情報には、知っているようで知らなかったことがたくさんありました。
講演会の後には、大谷さんを囲んでの茶話会も行われました。学生からの様々な質問に大谷さんは気軽に答えてくださいました。地雷やカンボジアに関することに留まらず、活動から味わうことのできる喜びややりがいなど、講演では聞けなかった大谷さん自身の体験談を伺うことができました。また、私たちのこれからの生き方について示唆に富むアドバイスもたくさん頂きました。
今回お伺いした生の情報は、普段の授業よりもアジアを身近に感じることができる刺激的なものでしたし、いろいろなことを考えさせるものでした。机上での学習ばかりでなく、現場を知っている人の話を聞くということの重要性を改めて感じる、有意義な講演会でした。
<文責 アジア文化学科4年 花田美織>