2024年3月23日（土）、女性学研究室主催シンポジウム「女性のリーダーシップと大学教育」を筑紫女学園高等学校の水月ホールを会場として開催しました。

南博文学長による挨拶、安恒万記女性学研究室長による主旨説明に続き、萩原なつ子さん（独立行政法人 国立女性教育会館理事長）の基調講演が行われました。講演では、ジェンダー平等社会を実現するための鍵となるジェンダー・ギャップやジェンダー・バイアスの解消、DEI（ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン）、ウェルビーイングについて、また時代に即したリーダーの資質等について、具体的な事例とともに解説がなされました。

次に、本学の飯島絵理准教授をファシリテーターに、犬塚協太さん（静岡県立大学国際関係学部教授／男女共同参画推進センター長）、河野宏子さん（株式会社九州日立システムズ 人事総務本部統括本部長）、萩原なつ子さんによるパネルディスカッションが進められ、大学や企業、地域における女性のリーダーシップ育成やジェンダー平等、DEIに関わる各々の実践や課題等について議論がなされました。

参加者の方々からの多面的な質疑とその応答によって、今後の取組に向けた様々な課題も浮き彫りになり、教育機関や企業等が連携して取り組むことの重要性をあらためて確認する機会となりました。

女性学研究室では、引き続き、女子学生のエンパワーメントのための教育や支援、また学外の関連機関と連携したジェンダー平等の推進に取り組んでまいります。