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公開講座「子どもの育ちを支える人のために~こころ・発達・関わり方」(第4回目)を開催しました。【発達臨床心理学科からのお知らせ】

2008年10月11日 本学の1302教室にて公開講座「子どもの育ちを支える人のために~こころ・発達・関わり方」(第4回目)が開催されました。
第4回目は本学発達臨床心理学科准教授 渋田登美子先生より「個性的な子どもたちの育ちを支える」というテーマでお話しをしていただきました。
渋田先生の、幼児期から学童期に渡る継続的な子どもたちとの関
わりから,子どもの発達にはひとつの道筋があるわけではなく,様々なバリエーションがあること,そして,色々な個性豊かな子ども達がいて,その子なりの発達の道筋があり,その子に応じた働きかけが重要であることについて事例を織り交ぜながら分かりやすくお話いただきました。
子どもの育ちを支える上で重要なことは,特別な子に特別な支援を行うという発想ではなく,必要な子に必要な対応を行うこと,そして対応する時期を逃すことなく,「今」,その子に必要な対応をその都度行ってゆくことが大切だということです。
そうすることで,問題や課題を青年期に持ち越すことなく,子ども本人が工夫して対応する力を身につけることが出来るようになります。
さらに,子どもの特徴を問題ととらえるのではなく個性ととらえ,その子の成長に寄り添いながら,子どもが自分の幸せを自分で選択できる力を身につけるように関わること,そのためには,子どもには「勇気づけ」のメッセージが必要であることを教えていただきました。
講座には,子育て中の保護者の方や子育てを支援する方々に大勢参加していただきました。
子ども達に関わる上で大切なエッセンスが伝わったのではないかと思います。
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