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【社会連携】不登校セミナーを開催しました

10月15日(土)筑紫女学園大学において、「不登校セミナー 」を開催しました。
ご講師は教育文化研究所代表 長阿彌幹生先生です。不登校サポートネット代表などで様々な場面で活躍されていらっしゃいます。

 今回の講座で特に印象に残ったのは、不登校の基本的視点として「不登校が子どもをダメにするのではなく、不登校をダメと思っている大人が子どもをダメにする」と仰っていた事です。日本では「不登校」という言葉にマイナスなイメージをもっている人も多いと思います。マイナスなイメージがあるため、不登校になった子どもたちやその保護者は、周りの目を気にして自分の居場所をなくしたり、自信をなくしてしまうことも多いと思います。
 長阿彌先生は幸福度ランキング世界一のデンマークと日本の子どもたちの自己肯定感を比較し、日本の子どもたちが非常に低くなっていると仰っていました。デンマークでは、テストの点数や年収で人を評価するのではなく、数字などでは図れない部分で人をみています。そのため「自分は社会から必要とされている」「役に立てている」と思うことができ、自己肯定が非常に高くなっているのだと思います。
 今回の長阿彌先生の講演会を通じて、私は新しい考え方、価値観を持つことができました。デンマークの考え方や教育などを日本社会にも取り入れ、今後生きやすい社会につながっていけばいいなと思いました。
【報告】人間科学科2年 河地ひなり