2022年2月17日（木）、第5回FD研修会（FD/SD合同）「学習者本位で進めるアドバイジング　－学生ポートフォリオコメント入力を前に－」を開催しました。

本学では今年度より、学生自らが正課内外の学びを蓄積できる場として、ポータルサイトUNIPA上に「学生ポートフォリオ」を導入しました。

学生は年間をとおして、卒業までに目標設定や学内外の学びの記録、振り返りなどを経ながら自律的な学習者へと育つサイクルを巡ります。

今回はその過程で不可欠となる、教職員からのコメントや学生への支援方法について、愛媛大学教育・学生支援機構の中井俊樹教授、追手門学院大学基盤教育機構の清水栄子准教授のお二人を講師に迎え、効果的なアドバイジングへとつなげる研修を全教職員対象にオンラインにて行いました。

清水准教授からは、米国のアカデミック・アドバイジングの背景や考え方を参考に、学生のリフレクションを促す方法やポートフォリオでの具体的なコメントの書き方、中井教授からはより高い学生支援を実施するための、学生対応時に教育者として留意する重要な倫理面についての再確認など、丁寧にレクチャーをいただきました。

また、ケースワークの時間には、参加の教職員から活発な意見が途切れなく出てきて講師が応えるなど、オンライン上でありながら熱気が伝わる100分間となりました。

本学では、「学生ポートフォリオ」をとおして、学生が、自身の活動や成果を蓄積し確認を続けることによって、自分の言葉で自身の学びや成長を人に伝えることができるように、教職協働で年間をとおした様々なアドバイジングで支援していきます。