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第1回FD研修会を開催しました

今回の研修会では、「障がい学生支援について」と題し、①合理的配慮学生と支援の現状 ②UDトークの活用 ③災害発生時の対応 について、学生部長(学生サポートセンター担当)の渋田登美子先生にお話しいただきました。

まず、筑紫女学園大学における合理的配慮学生の現状の説明がなされ、授業時の情報保障や試験・評価について、それぞれの障がいの特性に合わせて事例を交えながらお話がありました。
つづいて、聴覚障がい学生への新しい支援方法として、UDトーク(会話やスピーチをリアルタイムで文字化するアプリ)の紹介、実際の使用状況を映像で見ていただきながら、活用例などお話がありました。

最後に、災害発生時に、授業担当教員が避難誘導の初動対応者であることから、それぞれの障がい別に、避難の方法や注意点についてお話がありました。
特に、毎年のように全国各地で災害が発生している中、災害時の避難対応の検討については、先延ばしにはできない問題といえます。
本学としてもまだまだ課題は多いところですが、特に避難リスクの高い障がい学生の災害時の避難行動計画を作成するところから早急に進めていきたいと渋田学生部長からのお話をもって、研修会が終わりました。

今回、非常に限られた時間での研修会でしたが、多くの先生方に出席いただく中で、本学の障がい学生支援の現状を共有でき、大変有意義な研修会となりました。質疑応答の時間は設けられませんでしたが、何かご不明な点などありましたら、『学生サポートルームラトナ』までご連絡下さい。