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筑紫女学園大学ダイバーシティ推進宣言について

筑紫女学園大学は、学生・教職員をはじめとする本学の一人ひとりが、自らを見つめ、自らを信じて未来へと歩む行動力ある人となり、あらゆる人を尊び、多様性を包摂する社会の実現に資する大学となるために、ダイバーシティ推進を宣言いたします。

本学は今後さらに、ジェンダー平等の実現はもちろんのこと、病気や障がいがある学生・教職員の支援、文化的多様性や性的多様性を持つ学生・教職員の支援をはじめとして、少数者であるという理由でとり残されることのないキャンパス作りに積極的に取り組みます。

平成31年4月1日 筑紫女学園大学


筑紫女学園大学ダイバーシティ推進宣言

筑紫女学園大学は「親鸞聖人が明らかにされた仏陀(釈尊)の教え、すなわち浄土真宗の教えにもとづく人間教育」を建学の精神としています。学生・教職員をはじめとする本学の一人ひとりが、自らを見つめ、自らを信じて未来へと歩む行動力ある人となり、あらゆる人を尊び、多様性を包摂する社会の実現に資する大学となるために、ダイバーシティ推進を宣言いたします。

釈尊は『仏説阿弥陀経』のなかで浄土に咲く蓮の花のありようを「青い蓮華は、青い色・青い輝き・青い外観をもっている。黄色い蓮華は、黄色い色・黄色い輝き・黄色い外観をもっている。白い蓮華は白い色・白い輝き・白い外観を持っている。雑色の蓮華は、様々な色・様々な色の輝き・様々な色の外観を持っている。」と説かれ、それぞれが自らの色を放ち、互いの個性を活かすことで共存している状態が、すべてのいのちが調和しあう最も理想的な世界だと表現されています。

一人ひとりが個性ある尊い存在であるという前提に立ち、人権を擁護し尊重することは、ダイバーシティを推進していくうえで最も大切にすべきことです。そのために学内の修学・教育・研究・就業のあらゆる面からジェンダー、年齢、国籍、人種、民族、出自、文化、言語、宗教、障がい、病気、セクシュアリティなどを理由とするあらゆる不自由や差別、排除をなくすことを目指します。

女子大学として本学は、社会におけるジェンダー平等を先導する役割を担うべく取り組んできました。しかし、いまだ社会における男女格差(ジェンダーギャップ)は大きく、女性がライフイベントのなかで幾度となく自己犠牲を伴う選択をあたりまえのこととして強いられる現実があります。私たちは、ジェンダー平等の実現はもちろんのこと、病気や障がいがある学生・教職員の支援、文化的多様性や性的多様性を持つ学生・教職員の支援をはじめとして、少数者であるという理由でとり残されることのないキャンパス作りを進めます。

筑紫女学園大学は、自分の人生を主体的に生き、多様な存在であるすべての人を認め尊重し、共生社会の一員として社会にかかわる経験をする場となることで、多様性を包摂する社会の実現に尽くしてまいります。

平成31年4月1日
筑紫女学園大学
学長 中川 正法