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公開講座「英語と英文学の世界」④を開催しました【社会連携センター】

 12月1日に、太宰府市いきいき情報センターにて、「英語と英文学の世界」の第4回が開講されました。今回のテーマは、「シェイクスピアの言葉の世界」でした。この講座で「英語と英文学の世界」の最終回となりました。講師は英語学科の高森暁子准教授です。

 まず、シェイクスピアの生涯についてのお話でした。シェイクスピアの肖像画は、複数あるそうで、描かれている雰囲気が微妙に異なっていることもあり、シェイクスピアと確実に言えるものがないそうです。シェイクスピアは生まれた日と亡くなった日が同じあり、この日はシェイクスピアの地元にて盛大なお祭りが開催されるということでした。シェイクスピアの時代は、日本では徳川家康や豊臣秀吉の安土・桃山時代です。シェイクスピアの所縁の地の写真について、外観や内観の当時の状況を細かく説明してくださいました。

 次に、シェイクスピアの英語の使い方は、「芝居は聞くもの」と考えて、言葉で表現し、頭で想像させるものです。言葉の表現には、様々な社会構成が反映されて、あらゆる人々の会話があります。また、韻文は聴覚的表現になり、詩のように一定のリズムを使用することで、鼓動と同じようになり、聞く側は心地よいリズムと思うようです。シェイクスピアの韻文の使い方には独特の世界があり、当時の状況や心境が多角的に感じ取れるものであります。

 受講生の皆さんも、実際に読みながらシェイクスピアの世界に入っているようで、とても楽しんでおられました。私はシェイクスピアについてよく知りませんでしたが、「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」などのお話から、シェイクスピアのボキャブラリーの豊富さにとても魅力を感じ、いろんな表現にであって、その世界観を知りたくなりました。


報告/人間科学部人間形成専攻 発達臨床心理コース2年 二ノ方紀佳(公開講座サポーター)

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