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公開講座「第21回仏教文化講座」③を開催しました【社会連携センター】

 6月20日(水)いきいき情報センターにおいて、第21回仏教文化講座「『浄土三部経』に学ぶ③」が開催されました。講師は人間科学部准教授の宇治和貴先生です。

 今回のテーマは「『観無量寿経』に学ぶ」でした。「観無量寿経」は『無量寿仏観経』ともいい、略して『観経』とも称されます。この経は、釈尊在世当時、王舎城で起こった事件を契機として説かれたもので、韋提希夫人が釈尊に救いを求めた際の話が主な内容となっています。その中で、心を定めて行う「定善」と心を定めずに行う「散善」というものがあり、これらを通して凡夫の自覚のない韋提希に三福の行を説いています。

 私は観無量寿経について学んだことがなかったため、今回の講座を聞いてどのような内容でどのような意味があるのか詳しく知ることができました。中でも定善の真身観が印象に残りました。阿弥陀仏の身長は百千万億の那由他恒河沙由旬の高さとされ、途方もなく大きいため、人々が想像することは難しいのではないかと思いました。しかし、全てのものを救うためにできるだけ大きく作られたと知り、仏身が慈悲の心からできていることを実感しました。

報告/人間科学部初等教育保育専攻初等教育コース1年 髙橋沙弥(公開講座サポーター)

*今後の予定は、以下のとおりです。
④ 7月 4日(水)   阿弥陀経に学ぶ
講師:小林久泰(文学部准教授)
⑤ 7月11日(水)  親鸞の三部経観
講師:栗山俊之(現代社会学部教授)

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https://www.chikushi-u.ac.jp/lifelong/lecture/