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I have a dream! 筑紫女学園大学にて「子ども食堂」を開催しました

7月17日(月/祝)、児童養護施設の子どもたちをお迎えし、子ども食堂を開催しました。

少子化や核家族化、雇用環境の変化等が急速に進む現代社会において、子どもたちを取り巻く環境はとても厳しい状況にあります。特に近年では、「子どもの貧困問題」に多くの人々の関心が集まっています。

本学では、このような現状に対して「何ができるだろうか、何をすべきだろうか」と考えました。そこでこの度、子どもたちに大学へ進学することへのイメージや意欲(向上心)をもってもらおうと人間科学部(社会福祉コース)の学生が主体となってこのイベントを実施しました。キーコンセプトは「食」「職」「触」の3色を組み合わせて子どもたちの夢づくり・未来づくりを応援することです。

はじめに、学生たちによるミニ講義を実施し、「大学とはこういうところだよ」と自身の経験や調べたことをスライドで分かりやすく伝え、子どもたちの質問にも丁寧に答えていきました。
次に、学生と子どもたちが太宰府の名物である梅ヶ枝餠を作りました。一緒に生地をこねたり、お餅を焼いたりして段々と打ち解けていき、最後の太宰府天満宮までの太宰府散策ではすっかり打ち解けて、楽しく会話もはずんでいました。

今後も「鉄道の旅」や「キャンパスツアー」などのイベントを通して、子どもたちに様々な支援をしていくことを企画しています。

※次回の子ども食堂は8月10日に開催します。詳しい内容や取材の希望については以下のURLをご参照ください。
http://www.chikushi.ac.jp/news/pdf/u/20170713.pdf


※内閣府公表のデータによると、生活困窮家庭や児童養護施設の子どもたちの大学等(専修学校含む)進学率は、一般家庭に比べて低い水準にあります(一般家庭:73.2%、児童養護施設:24.0%、生活保護世帯:33.1%)。経済的な条件(貧困や格差等)によって教育の機会(チャンス)が奪われ、結果として子どもたちの成長や発達に様々な不利が生じていることが指摘されています。