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公開講座「日本語ライティング講座」①を開催しました【生涯学習センター】

 9月17日(土)太宰府市いきいき情報センターにおいて、公開講座「日本語ライティング講座 ―伝わる書き方―」を開催しました。講師は文学部日本語・日本文学科教授の髙山百合子先生です。

 日本語ライティング講座は、その名の通り、日常何気なく使用している日本語を見つめ直し、改めて「伝わる」文章を身につけることを目標としています。第1回目となる今回は、本講座の目標に掲げる「伝わる書き方」を学ぶにあたって必要となる基礎知識を解説していただきました。
 概説の後、情報伝達の例題として西日本新聞のコラムが取り上げられ、私たち学生スタッフも受講生の方々に交じって結論部分の推敲に取り組みました。文章全体の結論となる一文を冒頭に持ってくる「重点先行型」という型を用いて、冒頭の簡潔な表現でコラム全体の最も重要な情報が一目で伝わる文章に書き換えます。しかし、実際にペンを執ると、主語が簡潔にまとめきれなかったり、接続詞や形容詞を多用しすぎたり、あるいは一つの文に情報を詰め込みすぎたりして苦戦なさっている方が見受けられました。先生のアドバイスを参考に、各々「伝える」ことを意識した文章構成に挑戦したことで、受講生の方々も改めて書く力の基礎を確認することができたのではないでしょうか。
 段落構成の基本である「起承転結」のコツや、新聞の見出しにあたる「主題文」の設定の仕方などのほかにも、さまざまなポイントが紹介されました。普段の生活で目にしている新聞やニュース報道といった情報メディアの中に、人に伝わりやすい文章の工夫が盛り込まれていることに気づかされた有意義な講座となりました。

 引き続き、次回は9月24日(土)に開催いたします。

報告/文学部 日本語・日本文学科3年 入部環菜(公開講座サポーター)

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