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人権講演会のお知らせ【学生課からのお知らせ】

人権講演会のお知らせ
平成19年度第一回 人権講演会を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。<筑紫女学園大学人権委員会>
演題: ちがいを尊重し、ともに生きる ~多民族・多文化共生にっぽんの現在~
日時: 平成19年7月5日(木) 15:00~16:20
場所: 飛翔会館スクヮ-ヴァティーホール
講師: ジョエル・アソグバ 氏
ジョエル.アソグバ氏のことば
 「毎年約一万五千人の様々な人種の人が日本国籍を取得している。政治家や教育者は、様々な人種の日本人が、真の日本人として誇りをもてる社会になるよう、人々に説いて欲しい。単一に見える社会にも多様な文化が存在することを知ることが、21世紀のグローバル社会で生き抜く力になると信じている。」
プロフィール
 世界市民の心をもつ、アフリカ系カナダ人。
 1994年に来日して日本人女性と結婚し、お子さんが3人。福岡県筑後市在住。
福岡県筑後市の語学教室クイーンズで英語とフランス語を教える傍ら、絵本、語学テキスト、詩集等を執筆し、自ら編集も手がける。講演活動やテレビ・ラジオ・新聞等のメディアを通して、多民族・多文化共生の重要性を訴え、同メッセージのポスターを作成。フリーのコラムニストとしても活躍中。福岡県下や日本各地で開催される講演会に講師として招かれています。
 
(講演)
 ある小学校の「親子人権講演会」で、長女がいじめられた体験から「いじめや差別を止めて、広い心と思いやりを持って」と訴え、自作の本の読み聞かせをした。
 ジョエルさんの長女が小学校に通い始めると、肌の色が浅黒いことから同級生に『外国人』と呼ばれ、『肌色にしなさい』などといわれるいじめを受けた。・・『色が違っても娘は日本で生まれた日本人でこの国のことが大好きなのに』。ジョエルさんは学校や同級生と話し合い、いじめはなくなった。『嫌なことをされても相手のことを嫌いにならずに、話し合って心を開けば仲良くなれます』と話した。
 
(ポスター)
自作のポスターには、多民族の人たちの絵が描かれ《日系-黒い髪、茶色い目、黄色っぽい肌-イコール日本人ではありません。》《他の国から移り住んで日本人になった人。お父さんお母さんが外国人で、外見は日本人ではないけれど日本で生まれ育った人。》《国籍、何語を話すかは外見ではわかりません。もしかしたら、このポスターに描かれた人たちはみんな日本人かもしれないのです。》《見かけで判断はやめよう》と書かれています