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公開講座「第22回仏教学研究室公開講義」④を開催しました。【生涯学習センター】

 10月24日(土)筑紫女学園高等学校水月ホールにおいて、『第22回仏教学研究室公開講義「ビジュアル~親鸞の歩んだ道~ ③関東時代のの親鸞」を開催しました。講師は人間科学部講師の宇治和貴先生です。

 今回の講座では「関東時代の親鸞」というテーマで、流罪によって越後生活を余儀なくされた親鸞が、次の生活の地として選んだ場所が、関東でさまざまな伝道活動をしていたことを紹介されました。

 まず初めに親鸞が越後から関東に移住した年がいつだったかを換算し、その資料として『恵信尼消息』が紹介されました。関東移住後の親鸞は、「親鸞聖人二十四輩」といわれる弟子への布教活動を積極的に行いました。その紹介として、弟子第一とされる性信の寺「坂東法恩寺」での宝物調査写真や、真仏が開基となっている「高田専修寺」の写真、板敷山の弁円として有名な明法坊が開基とされる「大覚寺」での弁円が使用していた長刀の刃や、ほら貝の調査写真などを紹介されました。
 また、関東から京都に帰るときに、弟子性信に渡した「笈」の写真も紹介し、その笈の中に「坂東本 顕浄土真実教行証分類」が入っていたという話を紹介されました。

 次回は最終回、晩年の親鸞のお話です。

*今後の予定は、以下のとおりです。
⑤11月 7日(土) 晩年の親鸞
講師:栗山俊之(現代社会学部教授)

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