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本学スクヮーヴァティーホールで「「ガムラン・ワークショップ」を開催

今回参加した講座は初心者コースのワークショップです。
ガムランって何? そう思われる人が多数ではないでしょうか。本日は“ガムラン初心者”の私も実際にガムランに触れてきました!
講師は、本学アジア文化学科准教授 田村史子先生とインドネシア国立大学の教授でガムラン奏者のサプトノ先生です。
実はこのお二方はガムラン奏者として著名なだけでなく、その普及に尽力しておられるご夫婦だそうです。そんな先生方の手厚い指導の中、初めてガムランを目にする19名の受講生たちは慣れない楽器の指導に熱心に耳を傾け、実際に体験してガムランの音に酔いしれていたようでした。
講座の前半は、それぞれの楽器について説明がなされた後、実際に音を出して、さまざまな音色の違いを楽しみました。
ガムラン楽器の種類は、突起物が特徴のクトウ、ボナン、クノン。その突起物を紐で吊るすクオンプル、一番重厚な音を出すゴオン、鉄筋のような形をしたサロン、そして太鼓、という7種類で構成されています。すべて青銅という金属で作られており、とてもやわらかな音を出します。
後半は、実際に先生方が演奏してくださり、受講生の皆さんもその中に加わって、指導を受けながら一つの曲を作り上げました。最初は不慣れな楽器を不器用そうに扱っていた受講生でしたが、開始から30分を超えると一人で奏でることができるほどに上達していました。
様々な目的で集まった受講生の方々がそれぞれの楽器でめいめいの役割を果たし、一つの曲を全員で作り上げていく。いつのまにか皆さんは一体感を味わっていたようです。ガムランの魅力はまだまだありそうです。興味を持たれた方は一度試してみてください。
(報告:日本語・日本文学科3年 阿部麻美)