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宗教教育部主催 大分研修旅行

9月3日から9月4日の2泊3日の日程で宗教教育部主催の大分研修旅行が行われました。
筑紫女学園大学で毎年行われているこの仏教研修旅行に参加するのは初めてでしたが、今年は仏教研修生として企画から携わらせていただきました。
企画をしていく中で、大分県には多くの仏教史跡が残されていることを知り、この研修を楽しみにしていました。

最初に訪れたのは臼杵石仏です。訪れる前に大雨が降っていたせいか、苔が青々としていたのが印象的でした。ガイドさんや仏教美術を専門とする小林知美先生の解説で、一人で見ていたのでは気がつかないような所も知ることができました。
続いて訪れた臼杵の二王座歴史の道では、臼杵を代表する景観の一つである「切り通し」などを見て、もう少しそのままゆったりとした雰囲気の中で過ごしたいと感じさせる趣がありました。
一日目最後に訪れたのが浄土真宗本願寺派別府別院です。お勤めをした後、法話を拝聴しましたが、特に印象的だったのは、今から80年前、当時の高校生によって本堂が設計されたということでした。また温泉県大分ならではの温泉卵も、美味しく頂きました。

2日目まず訪れたのは熊野磨崖仏です。険しい山道とは聞いていましたが、鬼が一晩で築いたという伝説が残る石段は想像していた以上にきつい道のりでした。しかし、無事に熊野磨崖仏まで辿りついたときには、その大きさに圧倒されました。太陽の光の当たり加減で磨崖仏が違った表情を見せていたのが幻想的に感じられました。
次に真木大堂を訪ねました。そこに残されていた仏像の中でも、水牛にまたがる大威徳明王像は圧巻の迫力でした。
最後に訪れた富貴寺では、国宝にもかかわらず中に入ることができ、近くで見学することができました。内側の壁画の中には、平安時代に描かれたとは思えないほどきれい残っているものもありました。

一泊二日という短い日程でしたが、先生方の詳しい解説を聞きながら見学できるという贅沢な時間でした。引率の先生方や現地の方々の支えもあり、大分の仏教文化の魅力を再発見する研修になりました。

幼児保育コース2年 稲田