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2014(平成26)年度 第4回FD研修会を開催しました

2月19日(木)、2014(平成26)年度第4回FD研修会を開催しました。
今回は富山大学 大学教育支援センター 橋本勝教授を講師にお迎えし、テーマ「多人数講義における軽負担のアクティブラーニング ~ヒントとしての『橋本メソッド』~」の講演と、フロアとのディスカッション形式で研修をしました。

橋本先生からは、学生が無理なく能動的に学修を行うような授業方法を、実践例を中心に講演いただきました。授業の時に感じる「楽しさ」が学生の能動的な授業参加を引き出す“橋本メソッドの紹介を中心に、授業外学修を支援する仕掛けや教員の専門性に限らない授業展開方法について伝授いただきました。特に、橋本先生が多人数受講生との対話のために使用している「シャトルカード」の実物を配布されると、フロアからは次々とその手法や工夫について質問が出されました。
最後に、先生からは“橋本メソッド”をひとつのきっかけとして、普段の自身の実践や構想などを学内の教職員や学生たちと共有する中で、学生の可能性を引き出す授業づくりの方向性を見つけほしいと締めくくられました。

今回の研修そのものが、アクティブラーニングの形式で行われ、参加者からは「かゆいところに手が届いた」「来年度の授業準備にぴったり」「多人数だからこそ何が出来るかという発想の転換が大切」「橋本メソッドを通じて学習は楽習であることを実感」など、多くの感想が寄せられました。また研修会後は場所を移して、座談会形式による討議の続きを行いました。

本学では今回のFD研修会を参考に、学生の潜在的能動学習意欲を引き出し、育てるために、これまで以上にひとつひとつの授業や学修支援に丁寧に取り組んでいきたいと考えています。