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2014(平成26)年度 第3回FD研修会を開催しました

1月22日(木)、2014年度第3回FD研修会を開催しました。
今回は大阪大学未来戦略機構の川嶋太津夫教授を講師にお迎えし、「教育から学習へ~主体的な学びを重視した大学教育への転換~」をテーマとしました。

川嶋先生からは、高等教育をめぐる現状の説明に続き、予測できない未来における大学の学びと職業との関連や、大学改革の課題についてなど示されました。
課題の中から、本学も取り組んできたカリキュラムデザインについていかに実質化していけばいいのか、や、ますます多様化する学生の知力を上げるための学びのスタイルの展開の必要性などを認識しました。

先生は2012年8月の中教審答申を例に、学生に授業外学修も含めた学習を主体的に取り組ませる方法を考えるとき、「ファシリテーター」として教職員がいかに学生のモチベーションを上げ、環境を設定していくかが重要だと説明されました。

「学生が学んだことが、学生が出来るようになったこと」となるために、ひとつひとつの科目の意味、科目間のつながり、教職員間の連携、大学の学びと社会との接続などを紐付けしていくことを、明日からの授業や支援に取り入れていきたいと考えました。
講演を聴いた教職員からは、「ファシリテーターとして自身の授業をどう作るか考えさせられた」「主体的な学びが学生や大学に必要となった経緯がよく整理できた」「大学の第一の使命は教育である、という言葉を常に念頭に取り組みたい」など、多くの感想が出されました。

社会がどう変化しても対応できる学生を育てる、ということを、今後の大学教育活動に反映していきたいと思います。