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公開講座「現代社会を生きる力①」を開催しました【生涯学習センター】

 12月6日(土)アクロス福岡6階において、本学に来春スタートする現代社会学部の開設記念として『現代社会を生きる力』の第1回目を開催しました。講師は花野裕康先生と吉野嘉高先生です。
 現代社会における身近にある様々なものを学問的にとらえ、そこから現代を生きる術を学びました。

 社会問題といっても犯罪、貧困、精神病など様々なものがあり、場所や時代によって基準が変わる。その社会問題は「公共圏」の中で一般の人々が議論する中で『コレは社会問題である(逆に言うと『アレは社会問題ではない』)』とレッテルを貼ることで『作ってきた』ものである。しかし、近年はテレビやネットの普及により「公共圏」の変化が起きたことを、映像や統計などの実例を通じて花野先生の講座で学びました。吉野先生の講座では、身近なメディアに注目しました。SNSが活発になった今、私を離れて暴走するネット上の「もう一人の私」の問題などから、ネット上で、消去できないプライバシー情報や中傷に苦しめられる人が増えたため「忘れられる権利」という新しい概念に関心が寄せられています。しかし「忘れられる権利」を保障することに関しては、ヨーロッパとアメリカで温度差があるなど、国によってアプローチの仕方が違うことが難点となっています。表現の自由や、知る権利と「忘れられる権利」のバランスのとり方が、今後の課題となります。

 今回の講座は、現代社会を生きる私たちが直面する身近な問題、事情、状況、システム、サービスなどを取り上げ、現代社会学部の教学主題である社会学、ビジネス、メディア、環境共生の面からどのようにとらえどのように対処していくのかをしっかりと考えることができる講座ではないかと思います。

報告/人間科学部人間科学科発達臨床心理コース 1年 下川寧々(公開講座サポーター)

 


*今後の予定は以下の通りです。
②12月13日(土)14:00~16:00
Ⅰ身近な商品のビジネスモデルを考える
  講師:古田 龍輔
Ⅱ身近にある環境破壊と環境保護
  講師:速水 良晃

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