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公開講座「文学と南(1)」④を開催しました。【生涯学習センター】

10月25日(土)14:00から福岡市赤煉瓦文化館にて、「文学と南」-山之口貘生誕111年を語る―を開催しました。

「文学と南」というテーマのもと、今年生誕111年を迎える沖縄出身の詩人山之口貘の人と作品について考える全4回の講座です。最終回の今回は、「バクさんを唄う・沖縄を唄う」ということで、沖縄県無形文化財保持者の大工哲弘さんにお越しいただきました。沖縄の伝統楽器三線を用いながら、貘さんの詩を唄っていただきました。

貘さんの作品からは「座布団」「会話」「たぬき」「鮪に鰯」「歯車」「告別式」「生活の柄」「紙の上」の9篇、また、沖縄民謡からは「てぃんさぐぬ花」「浜千鳥(沖縄民謡)」「新安里屋ゆんた(八重山民謡)」を取り上げてくれました。

私は、初めて今回の講座で貘さんの詩に触れました。貧しいながらも一生懸命生き抜く力強い姿を感じました。また、「鮪に鰯」「紙の上」からは、『戦争』の悲しさを感じました。大工さんの声は三線の音色と、とてもマッチしていて、心地よくまるで沖縄にいるかのように感じさせてくれました。「観光」というかたちではなく、また違ったかたちで沖縄を感じることができました。
最後は、アンコールにより「新安里屋ゆんた(八重山民謡)」を大工さんと受講者みなさんで唄いました。
今回の講座で、ますます三線を弾いてみたいと思いました。

報告/文学部英語学科 4年 角熊理歩 (公開講座サポーター )

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