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パネルディスカッション 地雷被害者の女子大生と考える「現在のカンボジアと私たち」

昨年度に引き続き、「(財)カンボジア地雷撤去キャンペーン」のご協力により、地雷で片足を失いながらも、希望を失わず大学へ通っているカンボジアの女子大生ドス・ソピアップさんをお招きして、パネルディスカッション形式の講演会を開催しました。

ドス・ソピアップさんは、5歳のときに地雷の被害に遭い、片足を失いました。
「カンボジアでは、障害者ということで差別され、いくらスキルや知識があっても仕事に就くことが難しい。けれども私には、会計士になる夢がある。タイに出稼ぎに行っている両親や兄を助けたい。養っていきたい。片足で学校に通うのは辛いけれど、一生懸命歩いて毎日大学に行っている。私はあきらめない。」と話されていました。

世界の地雷・不発弾被害者数は、2012年で3,628人にもなります。地雷は、「悪魔の兵器」と呼ばれ、兵士とは関係のない子どもや一般の人の将来を奪ってしまいます。
本学カンボジアボランティア&チャリティー「CVC」の学生たちは、「今日の講演をきっかけに、自分にできることを探して行動してみてほしい。講演の内容を友達や家族に伝えてほしい。多くの人に現状を知ってもらうこと、まずはそれから始めてほしい。」と伝えていました。