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ウガンダ共和国で「あしながウガンダ教育支援活動」に参加しました【実習支援センター】

本学の人間形成専攻初等教育コース1年の田中優衣さんが12月1日~9日の間、アフリカのウガンダ共和国にて「あしながウガンダ教育支援活動」に参加しました。
田中さんは、「あしなが育英会」の学生団体で活動し、この度、研修生としてウガンダに行くことになりました。

「あしなが育英会」は、交通遺児、震災遺児・がん遺児、病気・災害遺児のために奨学金を支援しており、広く全国で募金活動などを展開しています。

ウガンダは、現在、HIVが最も大きな問題となっています。そこで、「あしなが育英会」は、2001年にエイズで親を亡くした遺児の支援を目的に「あしながウガンダ(AU)」を設置し、「あしなが寺子屋教室」を運営してきました。

ウガンダの小学校は7年生制で、そのうちの初めの4年間を「あしなが寺子屋」で教育を受けさせ、残りの3年間を奨学金を出して支援しているとのことです。
今回は、ウガンダの首都カンパラのお隣ナンサナを拠点に、ウガンダ寺子屋での活動、ホームスティ、無職の母親への職業支援の現場の視察、作業などに参加したとのことでした。
特に、首都のカンパラと最も貧困地域であるラカイの町の様子を見て、国の中での貧富の差を感じたということでした。ホームスティ先から寺子屋に向かう道のりの中でも、就学年齢の子どもが学校に行くことができず、家事手伝いをしている状況などを見て、様々なことを考えることが出来たとのことです。

9日間を通じ「当たり前のことを当たり前にできないウガンダの現状をみて、帰国して、改めて日本は幸せと感じた。ウガンダは、水もない、電気もない、お金を払わなければ教育も受けられない。しかし、ささいなことが幸せだと感じた。貧しいけど、すごく楽しそうに生きていた。悲しければ踊れ!という生き方をいい生き方だと思った。」と報告してくれました。

田中さんは、幼稚園教諭と小学校教諭の取得できる初等教育コースに在籍していますので、これからの教育実習や生活の中で、今回の貴重な経験を活かしていかれることでしょう。