10月19日（土）筑紫女学園大学1号館4階1407教室において、「ともいき（共生）スキルアップ講座～教育カウンセリング入門～（第1回）」を開催しました。
講師は人間科学部人間科学科の益満孝一教授、酒井均教授です。

今回の講座では、前半は益満先生による「育てるカウンセリング」、後半は酒井先生による「発達障害の子どもの理解と支援」についてお話しいただきました。

「育てるカウンセリング」では、現代の子どもは人と関わることが苦手でコミュニケーション不足であることを学びました。その後、教育カウンセリングの主要な方法として2人1組で話す人と聞く人に分かれ『傾聴』を行う「構成的グループエンカウンター」方式で参加者の皆さんで実践しました。今日初めて会った隣の方とも話が盛り上がり皆さん楽しそうに会話をしていらっしゃいました。「傾聴」の大事さを改めて体験して頂けたようです。

後半の「発達障害の子どもの理解と支援」では、自閉症、学習障害（LD）、注意欠陥多動性障害（ADHD）、アスペルガー障害について学んでいきました。発達障害の原因は脳内の機能不全とわかっていますが、どこがどのようにうまく動かないのかははっきりしていません。障害の特徴や行動観察、正しい行動をするためにはどのような力が必要かを考え、問題行動の原因の究明をし、原因からそれにあった対応方法を考えることが大切だということを知りました。

120分という短い時間でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。

報告／人間科学部人間科学科人間形成専攻幼児保育コース　2年　樋口禎子（生涯学習サポーター）

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