まずは、講師の挨拶代わりに『どこいったん』という絵本の読み聞かせから始まり、グル－プごとに絵本について考えました。絵本には限りない力があり、絵本は心の奥の「情動（人間の本能）」に働きかけると考えられます。幼いころに聞いた絵本の読み聞かせは、子どもの情動・感情に働きかけていたということを考えさせられました。

講義では、グループ活動を通して参加者が主体となって皆で考えたりゲームをしてみたり、とても楽しく受講することができました。雨が降っていたにもかかわらず、50名を超えるたくさんの参加者にご参加いただきました。子どもは絵本が好きなだけではなく、母親に読んでもらった時の思い出が好きなのであり、好きな本に対しては1冊に執着してもうんざりせず、その1冊には子どもの個人的な必要があるというのがとても印象に残りました。講義中には、読み聞かせ等で役立つ知識も教えて頂いて、とても充実した時間となりました。

報告／人間科学部　人間科学科　幼児保育コース　2年　樋口禎子

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