お知らせNews

公開講座「大弐高遠の太宰府詠③」を開催しました【生涯学習センター】

5月11日(土)筑紫女学園大学1号館1202教室において、公開講座「大弐高遠の太宰府詠③」が開催されました。
講師は本学文学部教授の赤塚睦男先生です。
この講座では数回にわたって、大弐高遠(だいにたかとお)の太宰府詠を読んでいます。

中古三十六歌仙のひとり藤原高遠は、平安時代の寛弘元年(1004)大宰大弐に任ぜられ大宰府に 赴任しました。その間、彼は筑紫の地で多くの和歌を残しています。

講座の初めには、ウグイスやホトトギスが古典でどのように扱われているのか、お話してくださいました。その後、太宰府で藤原高遠が詠んだ歌をいくつか取り上げ、選ばれた歌の一つ一つを参考歌と比べて分かりやすく解説してくださいました。また、なぜこの歌がこの時期に読まれているのか、旧暦と歌の関係なども話してくださいました。

参加者の皆様は、先生のお話を聞き逃さないように真剣に耳を傾けメモを取っていました。「とっても面白かった」「もっと先生の講座を増やしてほしい」と、みなさん大満足で帰って行かれました。

この講座は連続講座となっていますが、講座の前に前回の復習をしてくださるので前回の講座を受けていない方も十分楽しめる内容です。また上記にも書いていますが、ホトトギスの話や旧暦の話など豆知識を同時に織り込んで話してくださるのでとても面白いです。

報告/文学部 日本語・日本文学科 2年 弓削 妃乙真(公開講座サポーター)

●公開講座の詳細・受講申込みはこちら↓↓↓↓
http://www.chikushi-u.ac.jp/campaign/lecture/index.html