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公開講座「体験しよう!教育の実際」①を開催しました。【生涯学習センター】

9月1日(土)筑紫女学園大学において、公開講座「体験しよう!教育の実際 ①動きのコツをつかむ指導法アレコレ」が人間科学部人間形成専攻の主催で開催されました。
講師は本学人間科学部人間形成専攻准教授の宮平喬先生です。

はじめに、準備運動から始まって楽しく体を動かす方法を参加者全員で実践しました。歩行運動、走運動、ボール運動、マット運動など様々な運動がありましたが、足を使ったジャンケンではゲーム感覚で楽しみながらも腹筋が鍛えられるなど、運動に対して苦手意識を持っている子どもでも楽しめそうな内容ばかりでした。

次に、運動が下手な子どもの特徴や技術指導に関して説明が行われました。運動が下手な子どもには恐怖心や羞恥心を持っているケースが多いため、そのことを考慮して何度でもトライできる環境(チャンスが一回きりだと緊張で失敗することもあるので)を作ることが大切とのことでした。また指導法も様々な種類があります。模範的な動きを実際に見せたり、動きを映像機器を用いて撮影しそれを見ながら修正していく視覚的指導や、体の動かし方を言葉で説明したり、オノマトペ(注1)や比喩的な表現、又はリズムを用いて表現する言語的指導(注2)、体の一部を拘束したり体に触れることで正確な動きを誘導する筋感覚的指導です。他にも、目的の運動課題をクリアした人がホワイトボードに自分なりの「動きのコツ」を書いていき、できていない人はそれを参考にしながら挑戦するといった子ども同志が教えあう手法(コツの共有化)も提示されました。

最後に、映像機器を用いて跳び箱を飛ぶときの動きを撮影しどのような動きをしているのか確かめました。和気あいあいとした雰囲気で進み、講座が終わった後も皆さん熱心に先生に質問されているのが印象的でした。

注1)オノマトペ・・・・運動の際に発する音、又はイメージする擬音
注2)リズムによる教示・・・対象者に対して適したリズムを与えて、運動へのタイミング等を身につけさせる。

レポート/人間科学部人間科学科2年 小野楓 (公開講座サポーター)

*今後の予定は、以下のとおりです。
② 9月8日(土) よりよく生きるために
講師:安恒万記(人間科学部准教授)
③ 9月15日(土) すてきな先生になるために
講師:松本和寿(人間科学部准教授)

 

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