キャリア支援Career Development

筑女「めざめ」プロジェクト

Project 事例 1

金融業界のサービスを知り、課題解決のアプローチを提案します。

金融への理解を深めると共に、課題解決に関する多様なアプローチを実践することで、学生の思考力や主体性を高めるプロジェクトです。三井住友銀行の行員の方からは銀行の仕事や社会的使命、地方創生についてレクチャーを受け、太宰府市役所の職員の方からは市の現状に関する話を聞きます。その後、学生はグル―プにわかれ、フィールドワークやインタビューを実施し、議論を繰り返した上で提案をまとめます。最終発表では、銀行や自治体など関係者の方々を前にプレゼンテーション。質疑応答も白熱し、2ヵ月にわたるプロジェクトで、各々が成長を実感することができました。

Student’s Voice
課題に取り組むことで視野が広がり
自分の長所や弱点も明確に。

筑女の学生にとって身近な太宰府市の問題を見つけるため、何度も外に出て現状を調査し、最終発表では足湯の設置を提案しました。このプロジェクトを通して、他の参加者の課題に対する取り組み方や考え方に多くの刺激を受け、自分の反省点と共に強みも明確に。人間関係と視野が一気に広がりました。また銀行業務の幅広さや可能性の大きさを知れたことも有意義でした。

文学部 日本語・日本文学科 大久保さん


Project 事例 2

学生の独創的な発想で、航空会社の新サービスを提案。

このプロジェクトは全3段階に分かれていて、まず学内で社員の方の話を聞いた後、課題が発表され、学生はグループにわかれて討議を重ねます。2回目は十数名の社員の方々を前に中間発表。そこで受けた鋭い指摘をもとに学生は提案を練り直し、社長や役職員の方々を前にした最終プレゼンテーションに臨みます。ここでは今後の企画立案やプレゼンテーションなどに活かせる貴重な意見を得ることができ、さらに発表後は、トレーニングセンターでシミュレーター見学やCA実習体験も。航空業界のみならず、社会で役立つスキルアップにつながるプロジェクトとなりました。

Student’s Voice
航空業界の実際を見たことで
就職にもつながりました。

航空業界に興味があり参加。私たちのチームは、スターフライヤーを利用して福岡へ野球観戦に来てもらう企画やそのPR方法を提案したところ、若者・女性目線の提案として評価していただき、大きな自信に。自分の考えを伝える力、リーダーとして他者の意見をまとめる力などを身につけることができ、ここで得た経験が、夢だった航空業界への就職に大いに役立ちました。

文学部 英語学科 田中さん


Project 事例 3

①課題を見つける②解決策を導き出す“2段階”のプロジェクトに挑戦。

通常の筑女「めざめ」プロジェクトでは、企業が設定した課題に取り組みます。しかし今回はいつもよりハードルを上げ、①課題自体を学生自身で見つける。②解決策を導き出す。という“2段階”のプロジェクトにしました。アイ・ケイ・ケイの社員の方から会社を取り巻く現状についてのレクチャーを受け、学生目線で気づきを整理した後にグループごとに課題を設定し、その解決策を探しました。自らが課した課題に正面から向き合い、限界を決めずに納得がいくまで考え抜き、アウトプットまでの過程を体験することで、目まぐるしく成長する自分の姿に気づくことができました。

Student’s Voice
課題最下位で社会の厳しさを実感!
悔しさをバネに弱点を克服しました。

私はグループリーダーとして課題に取り組みました。結婚式場でのアルバイト経験があったのでうまくやれる自信がありましたが、最終プレゼンでまさかの最下位に。ショックは大きかったものの、その分自分の弱点を知ることができました。この経験で「相手のニーズ」を一番に考えられるようになり、就職活動で大変役立ちました。 

文学部 日本語・日本文学科  髙木さん


Project 事例 4

コーヒーと学生の悩みに向き合い考える1年間。

世界トップの売上げを誇る総合食品・飲料企業ネスレの日本法人であるネスレ日本の社員講師と学生15人とで週に1回セッションを実施。最終プレゼンに向け、筑女の学生が抱いている悩み(集中力を継続させる方法、キャンパス内の人や情報の交流の促進)の解決にもつながるコーヒーの消費拡大策を考えました。その際、討論だけでなくコーヒーのサンプリングで学生の声を集めるといった実証実験も行います。1年間でグループディスカッションが習慣化し、また一人ひとりがきめ細かなフィードバックを受けられるため学生自身が成長を実感できるプロジェクトです。

Student’s Voice
もっと自分を成長させたくて
1年に続き3年次にも参加。

勉強や習い事を続けることが苦手だった自分を変えたいと1年次に初めて参加した「めざめ」プロジェクト。貴重な経験だったものの自分をあまり出せなかったという悔いもあり、3年次に再び挑戦。今回は毎週行われる会議でリーダー役に回ることも多く、多様な視点から解決策を探る面白さにも気づきました。何より1年間モチベーション高く続けられたことが大きな自信となっています。 

文学部 アジア文化学科  栁さん

筑女「めざめ」プロジェクトの流れ

  • 事前勉強会
    • 参加学生が集まり、進路支援課職員と共に実施
  • イントロダクション
    • 企業からプロジェクトに関する概要の説明があり、質疑応答の後、チームを編成
  • 一次提案
    • 第1回目のプレゼンテーションを実施。企業からシビアな指摘を受ける
  • 学内討論会
    • 進路支援課職員の指導のもと、チーム内およびチーム同士で意見交換を行いながら、プレゼン内容へのブラッシュアップへのヒントとする
  • 最終プレゼンテーション
    • 全チームがブラッシュアップした企画内容を再提案し、企業最終評価がくだされる
  • フィードバック会
    • 全メンバーが参加し、進路支援課職員と共に反省会を実施