海外留学レポートReport from Overseas

多国籍文化のシドニー

Mar . 2018

 約6か月の留学生活を無事に終えることができました。この期間に得たものは、計り知れないほど貴重なものとなり、留学前に想像していた以上の苦労と楽しさが詰まった、濃い期間となりました。来たばかりの自分は、日本の何不自由のない日常生活しか知らなかったため、当たり前のことが上手くいかないことへのギャップに戸惑うこともありました。しかし、今となればすべてが良い思い出です。異文化に触れることは、未知の世界を知ることでもあり、自分自身が持つ習慣と照らし合わせる機会でもありました。その際に生じる母国との違いをどれだけお互いに尊重しあえ得るかが、海外で生きていくうえで大切なことではないかと思いました。シドニーは多国籍文化の象徴ではないかと思えるくらい、多くの異なる言語、レストラン、街並みがありました。これらは、他国から来た人々が住みやすい環境そのものだと思いました。この多国籍な雰囲気は、日本にまだ浸透していない部分でもあり、自然と国を超えて交流できるシドニーならではの魅力だと思います。

 英語を通して通じ合える喜びは、自分自身の視野を広げる材料にもなり、素敵な友人に出会える機会にもなりました。人の数ほど考え方があるように、多彩な人たちに出会えることができました。ここで出会った友人、思い出は、これからも大切にしていきたいです。

 文化が違っても快適に過ごせたのは、生活の一部にそれぞれの文化に合ったレストラン、宗教、町が存在し、自由に生きることができたからだと思います。そんなシドニーで得たものを、日本でも伝えていきたいです。

 素晴らしい経験をさせていただけたのは、周りで支えてくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。