海外留学レポートReport from Overseas

留学の終わり  

Jan . 2018

12月24日にカメルーン出身のクラスメイトが手料理をつくるからみんなで一緒に食べようと招待してくれました。ご飯を食べた後には映画をみて、カラオケにも行き楽しい時間を過ごしました。中国でのクリスマスは日本ほどイルミネーションがあるわけではないですが、繁華街にはいたるところにクリスマスツリーがあり、ショッピングセンターには多くの人であふれていました。

 大晦日に少しでも年末気分を味わおうと日本人の友達と一緒に丸亀製麺にうどんを食べにいきました。中国は旧正月である春節が一番重要な祭日なので、日本ほど年末年始は盛り上がってはいなかったです。また、天津市は爆竹が禁止されていたので今年は中国で静かな年越しとなりました。

年明けてすぐの1月3、4日に期末考査がありました。期末考査の答案は返ってこないので、自分がどこを間違えていたのかがわからないのが少し残念です。しかし、やり切ったのでとても満足しています。5日には留学生表彰会暨结业典礼がありました。私は今学期一度も休まず授業に出たので皆勤賞を貰いました。クラスの出し物では『朋友』という曲をみんなで歌いました。全体で練習をほとんどしてなかったので本番はちょっとグダグダになりましたが、楽しく終えることができました。後期の4カ月間は過ぎるのが本当にあっという間でした。クラスを変えた方がいいのかと何度も思いましたが、そのまま頑張ってよかったです。

 

私は今学期まったく旅行にいけなかったので、南開大学でのプログラムが終わってから帰国までの1週間で近場ですが瀋陽と北京に行き、有意義な時間を過ごすことができました。観光地に行くことによってそれに関連する人や中国の歴史、文化を学ぶことができます。なので、留学の最後に瀋陽という地に行けて良かったです。私は中国語を学ぶことによって、中国側からの歴史も知ることが一つの目標でもあったのでそれを実現できるくらい中国語のレベルも成長することができたと思います。また、観光地で習った単語や表現方法を見つけると少しテンションがあがります。友達と「これ習ったやつだよ」と言いながら観光するのは中国語学習者ならではの旅行の醍醐味だと思います。

 

 留学をして、私は中国語のレベルだけではなく多くのことで私を成長させてくれました。

私は大学に入った当初、中国ではなく、韓国か台湾に留学したいと考えていました。しかし、いろんな人の意見を聞いてから私は南開大学を選びました。中国に対して多くの偏見を持っていた私にとってはこの選択は正しかったと今になっては思います。テレビやネットでみた情報だけで判断するのではなく、実際にその地へ向かい、実際に目で見て、いろんな人と話し、いろんな経験をすることによって自分なりの考えを持つことが大事だと私は思います。私は特に欧州の人と会話したときに「そういう考え方があったのか」と衝撃を受けることが多々ありました。まだまだ勉強していかなきゃいけないことだらけです。

 

筑女の職員のみなさん、先輩、先生方、クラスメイト、友達、いろんな人のおかげで充実した日々を過ごすことができました。ありがとうございました。特に留学に行くことを許してくれ、支えてくれた両親にはとても感謝しています。4年次で中国語の勉強だけではなく、留学を通じて興味関心の持ったことを筑女で学んでもっといろんなことを吸収していきたいです。