海外留学レポートReport from Overseas

はじめてのおにぎりで日本の自己紹介 

Dec . 2017

上海の気温は、中国の北の方に比べ温かいようで、大体の昼間の気温が9℃前後です。
また、韓国や福岡にも雪が降ったと友人から聞きましたが、上海は未だに雪が降る気配はありません。しかし、毎日次第に寒くなるのを痛感します。少し前まで10℃以下を下回ることもなく、紅葉も中国の北の方に比べて一ヶ月か二ヶ月くらい遅れての紅葉がきれいな時期が来ましたが、最近では雨や風の日が多く紅葉を楽しむ季節もいつの間にか過ぎてしまいました。紅葉が生え、太陽があり天気が良い日には、友人と散歩を楽しみました。

また、私は、最近タイ出身の友達と行動することが多く、日本には昔から弁当という習慣があり、最近の日本ではキャラ弁や駅弁といった弁当の種類もあることを話すと元々日本に興味のあった彼女から「おにぎりの作り方を教えてほしい!」と言われたので実家から送られてきた海苔やふりかけを使って一緒につくりました。
彼女は、普段の日本人ではそこまで気にかけない作業まで一つひとつ丁寧におにぎりを大事に作っていました。彼女に手が汚れずにすむ最初からラップで包むおにぎりの作り方を教えたのですが、教える前から気合が充分で、いざ教えて作り終えるまでの過程が簡単すぎて彼女にとても驚かれました。私自身も期待していた彼女に対して出来上がるまでの工程が簡単すぎるおにぎりを教えるなんて少し恥ずかしい気持ちになりましたが、常日頃から「モネ(私)が日本に帰っても日本のことを思い出せるように今のうちに自分で日本の料理を作れるようにするの!」という彼女にとって今後、彼女がおにぎりを作りたいと思った時に簡単な作り方で早くできあがる方が思い出して頻繁に作ることが出来るのでそっちの方がいいなと思いました。
そして、今回彼女が初めて作ったおにぎりを持って寮の屋上に行き紅葉できれいな外の景色を楽しみながら、二人でちょっとしたピクニック気分を味わいました。

私は、最近では彼女と料理だけでなく写真を撮ることが趣味で出かける機会が多く、気付けば最近彼女と一緒に過ごす時間が一番長いです。たまに私が彼女に「私が帰国する日までの日付も残りも一ヶ月半を切ったよ。」と言うと彼女は「そんなこと言わないで!」と言って本当に泣いていました。そんな純粋な彼女をみるととても別れが辛いです。思い出をたくさん作り、笑いあい絆を深めれば深めるほど、別れる日がとても苦しいことがとても分かります。
でも、それを恐れるのでなく、今度はいつかこの築き上げた思い出のページたちを開き返したくなるようにすることが別れの次の意味となると思うので今吸収できること今だから実現できること、出会いから生まれる絆に感謝しながら残りの留学生活を送りたいと思います。