海外留学レポートReport from Overseas

新学期の始まり

Oct . 2017

天津は夏が終わり、寒い季節になりました。天津には秋がほとんどないと聞いていたとおり、一週間ほどで秋の心地よさは去ってしまいました。9月30日から南開大学は国慶節と中秋節のため8連休でした。南開大学にはいつも以上に多くの観光客がやってきていて賑やかでした。

私は今学期どのクラスにいくか悩んでいました。面接時に中級2班に行くと決めれば、クラス分けテストを受けなくていいのですが、面接のときに中級2班にすると決断できませんでした。結局クラス分けテストを受けて高級1班に入れるか挑戦しました。結果、クラスは高級1班になりました。しかし、私はスピーキングに自信がありません。先生や友達、先輩などいろんな方に相談をしました。とりあえず高級1班での授業に挑戦することにしましたが、授業が始まるまでの数日間、ついていけるのかとても不安でした。
授業は读写課・听说課が週に3回、文法の授業と選択文化の授業が週に1回あります。前学期と変わらず午前のみ、もしくは午後のみの授業です。读写課では前学期と違い長文しか取り扱っていません。なので、1回当たりの新出単語も先学期に比べて多いように感じます。听说課では実際のテレビ番組、ニュース、短編ドキュメンタリーといった動画がリスニングの教材として使われています。そのため、話すスピードがとても速く、聞き取れないことが多いです。やはり、先生の言葉は聞き取れても一般の人の話す言葉を聞き取るのは難しいです。また、1課ごとに討論もあって、私はこの先ついていけるのか、ちゃんと発言できるのか心配です。クラスメイトはスラスラと自分の意見を答えることが出来る人が多いです。私は中国語以前に自分の意見を考えだすことが苦手です。また、授業や友人との会話を通じて自分自身のスピーキング力のなさを痛感しています。
私は最近中国ドラマをほぼ毎日みることにしているのですが、ドラマ内で習った単語がよく出てきます。高級の授業はあまり日常会話では使えないような書き言葉での表現が多いといろんな人から聞いていました。しかし、習った単語や成語はドラマ内でたくさん使われています。中国人の友達は「教科書に載っている表現方法はニュースとかで使われる堅い言葉だけど、単語自体はよくつかうものが多い」と言っていました。正直リスニングを聞いているときはクラス上げない方が良かったのかなと思うことがありますが、予習をすればなんとかなっています。なので、このままこのクラスで頑張ってみます。

第一課で習ったのは留学に関する内容でした。留学に行く意義とはなんなのか考えさせられました。中国語のレベルアップだけではなくて、ここでの生活で経験したことが精神面においても私を成長させてくれます。私の留学生活は残り3カ月しかありません。中国にいるからこそできることを、もっといろんなことを経験して、楽しく過ごしていきたいです。きっとこれは私にとって最初で最後の留学生活なので悔いの残らないように思いついたことは行動したいと思います。