海外留学レポートReport from Overseas

ディベートの醍醐味

Oct . 2017
私は、EAP2で勉強しています。はじめは、文章を書くために必要なポイントを習いました。その後は、自分でしっかりとした文章が書けるように、先生に添削をしてもらう日々です。この授業では、まず、あるお題について音声を聞きます。次に、聞き取れなかった箇所をグループで話し合い、お互いに理解を深めます。そのあと、クラス全体でお題についてディべートします。そして最後に、自分なりにお題についてまとめ、文章にし、先生に添削をしてもらうのです。
ある日のお題は、世界の歴史上の人物についてでした。その授業中のディべートで、私はとても感動し、深く考えさせられたことがありました。私は、発言することができず、ただクラスメイトが意見を述べているのを聞いているだけでした。その際、歴史を学ぶ必要がないと主張する学生に対し、反対の意見を述べるシリアの学生がいました。彼は、これまでの歴史で人間が犯した過ちを繰り返さないためにも歴史を学ぶ必要がある、と主張しました。その言葉を聞いたとき、彼の視野は、自分にも見習うべきところがあるなと感じました。また、ディべートを通して、多様な考え方に触れることで、自分の視野を広げるきっかけにもなると思いました。
次回の目標は、自分の意見をクラス全体で発表することです。まだ、日本人のクラスメイトの方が多く、恥ずかしい気持ちがあります。しかし、成長するためにも、どんどん人前で話す機会を無駄にせず、積極的に行動していきます。
今回、このような経験をさせていただけているのは、周りで支えてくれた皆さんのおかげです。帰国して、何か自分の自信となるものができるよう、精一杯取り組んでいきます。本当にありがとうございます。