海外留学レポートReport from Overseas

極寒の2月

Mar . 2015
2月になり、とても寒い日がつづきました。カナダでは2月2日をGroundhog dayと呼び、グラウンドホッグというネズミの仲間の動物を使い、春の訪れを予想する天気占いを各地でおこなうそうです。冬眠から目を覚ましたグラウンドホッグが自分の影を見て驚いて巣穴に戻れば、冬はまださらに6週間つづき、影を見ずにそのまま外へ出てくれば、春はすぐにやってくると言われています。今年はグラウンドホッグの影ができたので、春の訪れは遅く、寒い日がまだつづくという結果になりました。その結果通りに、特に2月に入ってから1月以上に寒かったです。雪が降っている日や天気があまり良くない日よりも、太陽がでていて、家のなかから見るととても天気がいい日ほど寒いということを教えてもらいました。とても天気が良くて外に出ると気持ちよさそうな日に、Extreme Cold Weather Alertという警報が出されていて驚きました。今年は例年以上に寒い日が多かったらしく、寒い年だったそうです。
 2月最後の週はブレイクウィークだったので、オタワ、ケベックシティ、モントリオールに行ってきました。オタワではスケートを、ケベックではスキーをしてウィンタースポーツを満喫したブレイクウィークになりました。キングストンではオンタリオレイクでスケートをするように、私はオタワのリドー運河でスケートをしました。全長が7キロある運河なので進んでも先が全く見えずにとても驚きました。カナダでは屋外のスケートリンクがとても多く、キングストンでもシティホールの前や小さな公園など、あちこちにスケートリンクが設置されていました。ケベックではアイスホテルとスキーに行ってきました。アイスホテルに行った日には体感気温がマイナス37℃という、これまでに体験したことのない寒さで本当につらかったです。アイスホテルの内部は風がない分、ほんの少しだけ寒くなく、すべてが氷でできたバーやテーブル、スライダーなどがありました。私はバーで、アイスグラスで飲む、ジュースを試しましたが、アイスグラスに接している、外側のジュースから徐々に凍っていき、シャーベットのようになっておもしろかったです。オンタリオ州にはスキー場を作れるくらいの大きな山がなく、丘にスキー場があることが多いため、オンタリオ州のスキー場に高さはなく、短めのゲレンデが横にたくさん並んでいます。ケベックでは大きな山、丸ひとつ分がスキー場になっていてとても大きかったです。モントリオールでは、ノートルダム大聖堂を見にいきました。写真で見るよりもはるかに美しかったです。最近では観光客が増えて、本当に礼拝に来る人がゆっくり時間をとれないために、教会内の一部を改装して礼拝者のための部屋を新しく作ったこと、ステンドグラスはそれぞれ聖者の物語が表現されているということ、などを教えてもらい、そのなかのモントリオールにまつわる聖者の話を聞かせてもらいました。また、教会の壁際にたくさんの懺悔室があり、昔は牧師がそこで人々の懺悔を聞いていたという話も知りとてもおもしろかったです。。モントリオールではベーグルが有名だそうで、そのなかでも美味しいというお店に行きました。お店のなかに大きな窯があったため、焼き立てをいただくことができ、ベーグルがあんなに美味しいということを初めて知りました。
 fall sessionも半分終わり、とてもあっという間に感じました。後半ではエッセイの書き方を学び、実際にエッセイを書いていくことが一番の課題となっています。前sessionでwritingの練習をたくさんしたことを活かしていきたいと思います。