早くも一月に入り、新しいセッションが始まりました。前回のセッションとは全く違う環境に新しい気持ちで取り組めています。というのもクラスが一つ上がり、今回のクラスでは日本人が私一人だけになりました。クラスメイトは、ブラジル、ポルトガル、サウジアラビア、リビア、中国と様々な文化圏からきた生徒です。意見を交換する時は、色んな文化背景をもつみんなの話を聞けるので、とても興味深く思います。今回のセッションでは、とても深い内容に取り組んでいて、毎日頭を抱えています。人種問題や食の問題、スウェットショップについてなど、色んな視点から物事を考えていくので、何が正しいのか判断することはとても難しいです。メディアが発する情報を見極めて、何事に対しても普段から自分の目線でしっかり考えておくことが大切だと日々感じています。宿題もテストも予想を超える多さで放課後は殆ど毎日、図書室にこもっています。しかし宿題やテストが多いということは、当たり前ですが先生の仕事も比例して多くなっているということです。先生の熱意を日々感じるので、自分のモチベーションにも繋がっています。また、授業に関係のある映画をクラスみんなで見に行きました。映画のタイトルは、”12 Years A Slave”で、普通の生活をしていたのに奴隷にされてしまった男性の話です。暴力的なシーンが多くて目を覆ってしまう部分がありましたが、それ以上に考えさせられる内容でした。映画が終わった後、自然とクラスメイトと先生と思ったことなど意見を交換して、みんなよく考えていることに感心し、周りの人たちに恵まれているなと感じました。ブレイクウィークには、クラスのみんなでスキーに行く予定があるので、楽しいこともたくさんあります。