海外留学レポートReport from Overseas

休暇中はなかなか学校ではできないような生きた英語を学ぶことができました。

Dec . 2012
新年あけましておめでとうございます。キングストンは今積雪が常時30cm程度、気温もマイナス続きと、福岡では体験できないような本格的な冬を迎えています。道路条件の悪化により苦労させられることもしばしばですが、スケートやそり滑りなど冬を満喫して楽しんで休暇を過ごしています。
12月はほとんどがsession breakに当てられていたため、久々にhost familyと一緒に食事を作ったり、編み物の集まりに顔を出して地域の人とも交流を深めたりするなど、学校のあるときにはなかなか難しいことも満喫することができました。編み物の集会にいた人が元担任の先生と知り合いだと言われた時にはとても驚きましたが、Kingstonは小さな町なのでこんなことも意外とよく起こるんだそうです。時間があることを利用して昔祖母に教わっていた編み物をこのbreakを機に再び習い始めたのですが、外が寒いこともあり思った以上に熱中してしまうため毛糸玉の消費が激しいことが頭痛の種です。クリスマスプレゼントと称して購入していた毛糸がもう半分なくなってしまいましたが、mother曰く「ふみはもう十分にKnitting addiction (編み物中毒)だよ」とのことです。目下製作中のblanketを学校が始まる前に終わらせられないかと奮闘していますが、それはどうやら難しいようです。
さて、12月はChristmasにお正月と大きなイベントが盛りだくさんですが、ほかの人も書いているように日本とは全く位置づけが逆だということを感じさせられました。Christmas休暇は1週間ほどmotherのお姉さんのところに滞在させてもらったのですが、motherの両親も北から下ってきて大人数でわいわいして過ごしていました。事情で子供が私しかいなかったこともあり、皆さんに本当の子供のようにたくさん可愛がってもらったのですが、ここカナダにも親戚が一気に増えたような感じでとても嬉しかったです。特にmotherのお姉さんと話が弾み、料理、文化、仕事、それからガールズトークももちろんですが、ほぼ一日中話をしながら何かをする、といった状況でした。おしゃべりだけでなくFrench Canadianの伝統料理を実地で教わる代わりに、日本から持ってきた日本食の本の翻訳を手がけ寿司パーティーを開くなど、なかなか学校ではできないような生きた英語を学ぶことができたと思います。
休暇のあと大晦日の2日前に家に戻ったのですが、通常2~3時間ほどで到着するところが道路条件の悪化と吹雪でたどり着くまでに6時間かかったというなんともカナダらしい体験をしました。おかげで冬に対する価値観が少しだけ変わったのですが、その分暖かい家のありがたみがよくわかります。2012年はとにかくあっという間に過ぎていきましたが、2013年も同じように忙しく充実して過ごせるようにしたいと思います。本年度もどうかよろしくお願いいたします。