海外留学レポートReport from Overseas

改めて自分の国についてたくさん学ぶことができました。

Sep . 2012
私はアメリカの文化や伝統、生活習慣、また学生生活の様子を学ぶことができたと同時に、このプログラムに参加して改めて、日本の生活の中に「和」を大切にする日本人の心がたくさんあることに気付きました。
例えば、アメリカではYESとNOをはっきり言うのが当たり前で、何でも自分で選択しなければいけない状況がありました。始めの頃は自分の意見を曖昧に答えていると、決断を迫られることもありました。「なぜ日本人は意見をあまり言わないのか」という質問をされ、私は、日本人は「人間関係>個人の問題」という考えがあり、「相手の気分を害したくない」という「和」の気持ちが無意識にはたらいてしまう、と説明したところ、「日本人は面白い考え方をするんだね。」と言われました。このことがきっかけでアメリカと日本の違うところを見つける度に、ホストファミリーやアメリカ人の友達にアメリカ人の考え方を教えてもらい、今まで意識して考えたこともなかった日本の「和」の文化や習慣についても深く考えるようになり、改めて自分の国についてたくさん学ぶことができました。
アメリカ人の父と日本人の母を持つ私は、幼い頃から何らかの形でアメリカと日本のかけ橋になりたいと考えていました。最初はこのプログラムに参加できることが決まったことで、私のこの夢は叶ったと考えていましたが、プログラムを終えて自分はまだまだ「かけ橋」としてやってみたいことがあるという新たな夢ができました。私はもうすぐ大学卒業を迎え、社会人になります。日本の家庭料理を世界に広めることを目標にしていますがそのお店を今回の留学先であるNYに作ることが私の新たな目標になりました。この目標に向かってこの先、たくさん勉強しなくてはいけないことがあると思いますが、今回のNYへの留学体験が少しでも役に立つと考えながら前向きに取り組み、必ず実現させたいと思います。