留学をして一番学べたことは、人々の心の温かさです。人々といっても日本にいる家族だけではありません。ここで出会ったホストファミリー、友達、先生、日本の友達、日本の学校、その他多くの人に支えられて私が今いるのだと思いました。それを強く実感するときは、私が悩んでいるときです。カナダでの生活は楽しいことだけではありません。もちろん言葉の壁や勉強の壁にあたることがよくありました。でも、そんなときにいつもホストファミリーや友達、先生が傍にいて励ましてくれました。本当の家族みたいに接してくれるホストファミリー、一緒に頑張っていく友達、そしてその生徒たちを教えてくれる素晴らしい先生方がいたからこそ私はここカナダで生活できました。そして私の実の親もここカナダにいる間にいろいろと食べ物や手紙を送ってくれました。連絡は頻繁に取らなかったのですが、私のことを思っていろいろと気を使ってくれました。遠く離れていてもやはり親は親なのだと思いました。子どもの夢を尊重していつでも応援してくれる素敵な両親です。また、今どうしているのか、勉強はどうなのか、楽しんでいるのかなどと連絡をくれる日本の友達もたくさんいました。私は多くの人からの愛情を受け、助けられて今の私がいるのだと実感しました。2つ目に、私はここカナダにきて自分に自信が持てるようになりました。日本にいたときはいつも他人の目を気にしながら日々過ごしていました。他人が自分のことをどう思っているのかなど気にして、手に取れるものも取れずといったことが多々ありました。しかし、ここカナダにきて、自分の意思を伝えることが大事ということを学びました。もちろん自分の意見をつきとおすことが一番大事なことではなく、大切なことは自分が思ったことを相手に伝えるということです。最後に学んだことは、やろうと思ったことはやってみる!ということです。やって後悔するよりやらなくて後悔することのほうが一生後悔します。いつまでも理由をつけてひきこもっていては何も起こりません。目標立てて行動に移してみることが大切です。失敗してもいいです。失敗して落ち込んでも、絶対に傍で応援してくれる人はいます。そして励まされて感謝してまた開き直って前へ進んでいくことができます。