海外留学レポートReport from Overseas

留学生活スタート

Mar . 2022

 まず私たちは、コロナ感染対策に基づく7日間の隔離生活の為、大学の入寮期間よりも少し早い2月18日に福岡空港から成田空港へ経由し、韓国の仁川空港までやってきました。入国審査後は、学校が準備してくれていた方の車に乗り、それぞれの隔離施設へ向かいました。空港では迎えのない人は出口から出られないようになっていたので、さっそく韓国のコロナ対策の厳重さを知りました。

 隔離施設は思っていたよりきれいで快適な空間でした。特に韓国の「オンドル部屋」のすごさを感じました。オンドルは簡単に言うと床暖房の事なのですが、氷点下が続く韓国の二月の気温でも暖房いらずで生活できるほど温かく、一瞬でも寒いと感じることがないほどでした。生活の中で2回、PCR検査で外に出る機会があったのですが、検査場までは様々な国の留学生と大きなバスで向かったので、そこでようやく海外に来たのだなという実感が湧きました。

 隔離解除後はタクシーを手配し、そのまま仁川大学の寮へと向かいました。仁川大学は自分が想像しているよりもはるかに大きく、タクシーで到着してから自分の寮棟までも迷子になるほどでした。韓国人のバディーの方に連れられ、学校を回りましたが、校内にはたくさんのコンビニやカフェ,郵便局や銀行まで完備されており、大学そのものが一つの街のようですごく感動したというのが第一印象でした。生活していくうちに、広すぎて校内の移動の手間や最寄りの地下鉄が遠いなどのデメリットを少し感じることもありますが、まだしばらくこの環境は楽しめそうだなと感じています。バディーの方とお昼ごはんに行ったときに、学校生活で用いるアプリなどを教えてもらいましたが、まだまだ授業などに関してはわからないことだらけです。

 学校に行った後は、生活必需品を買うため、近くのダイソーや大きなマートに行きましたが、掃除道具や洗剤などの日用品以外にもドライヤーなどの家電や寝具全般を買う必要があるので、かなり大荷物になり大変でした。

 寮に関して、部屋は四人部屋ですが、中で二人ずつの二部屋に分かれています。同じ筑女大の子が2人と、ほかの大学の一歳上の日本人の先輩がいましたが、移動になり今は三人で暮らしています。一階には、洗濯室や調理室などの共用スペースがあります。調理室はまだあまり利用していませんが、洗濯室にはきれいな洗濯機がたくさんあるのでとても快適です。