海外留学レポートReport from Overseas

一学期終了

Jun . 2019

 一か月程度の語学堂の夏休みが終了しました。無事に進級できたため、新たなクラスで新たなメンバーと共に毎日朝から勉強に励んでいます。語学堂の夏学期開始から程なくして、大学では期末考査が始まりました。私は日本語のニュースを韓国語に翻訳する授業のみ受講していたので、試験が終了するとあっという間に夏休みを迎えました。また、夏休みを迎えた週から、韓国人の学生に日本語を教えるボランティア活動のようなものをしています。日本で外国人の日本語習得の手助けをするサークルに所属していたため、その経験を活かしつつ自分の韓国語能力を伸ばすため、先述した授業の先生に助力していただきました。この活動についてはまだ模索している部分もありますが、少しずつ形にしていけたらと思っています。

 余暇の過ごし方としては、野球観戦や映画鑑賞などをしました。日本でも片手で数えられる程しか行ったことがなかった野球観戦ですが、ルールは世界共通なので最初は緊張しつつも徐々に楽しくなっていきました。韓国の野球観戦は応援方法が独特で、前方にステージがありマイクを持った方がMCのように観客を扇動して応援歌を歌ったり、踊ったりしていました。観客も大きな身振り手振りで応援するので私たちも見よう見まねで思い切り応援しました。とても楽しかったので是非また行きたいです。

 映画は、今韓国で話題の寄生虫という映画を学校の近くの映画館で観ました。この映画は、カンヌ映画祭で最高賞を受賞したことでも有名で韓国国内での評価も高く、当日券を購入したのですが既に完売している上映が多く、券が余っていても前方の席しか空いていませんでした。上映中、悲鳴や笑い声などが頻繫に聞こえてきて、楽しく鑑賞できました。しかし、想像以上にスリリングな内容だったので、賛否両論がわかれそうな映画だと思いました。

 すでに一つの学期が終了し、一足早く日本へ帰宅していくこちらで出会った友人たちを見送ったことが、私はあと半年で何ができるのか考え直す良い機会になった気がします。楽しい時間ほどすぐに過ぎ去っていくもので、残された時間は想像以上に短いので、一日一日を大切に過ごしていかなければならないなと痛感しました。来週には、語学堂のパワーポイントを使った発表があるので、まず発表試験に向けて着々と準備を進めていきます。