海外留学レポートReport from Overseas

Final report

Feb . 2019

 このレポートを書くのも今回で最後になりました。1月、2月はサービスラーニングが主でした。今回は、サービスラーニングを通して気づいたこと、学んだことについて書こうと思います。

 わたしのボランティア先は、高校と保育園でした。高校では、日本語の授業を受講している生徒さんに日本語を教える活動をしていました。先生も生徒さんも本当にフレンドリーで、毎回ボランティアに行くのが楽しみでした。生徒さんに日本のこと(特にアニメや漫画について)質問を受けていたのですが、その知識があまりないわたしにとって、答えることが本当に難しかったです。他にも、女性の働き方、政治、保険の制度など様々なことについての質問も受けました。一生懸命日本について調べて、それを質問してくれる生徒さんたちに多く答えられることができず、申し訳なさを感じたと同時に、もっと自分の国について理解し、「日本ってどんな国?」と聞かれたらすぐ答えられるようになりたいと強く思いました。

 保育園では先生同様、子どもたちと一緒に遊ぶのはもちろん、園での生活全般をサポートしました。初日は、子どもたちが話す英語がなかなか聞き取れず、曖昧な返事しかしてあげられなかったのですが、慣れてくると、何となく言っていることをわかってあげられるようになりました。それから徐々に、指示を出したり、怒ったりすることもできるようになりました。また、子どもたちがすぐに名前を覚えてくれて、「Teacher Karen~」と言って頼ってくれたのが本当に嬉しかったです。この時、自分の名前がEnglish nameでよかったなと実感しました。

 とても充実した経験のように見えますが、実はひどいカルチャーショックを受け、何度も体調を崩し、生きてきた中で一番ストレスを感じました。初めての経験で、自分でもどうしたらいいか分からず、全部投げ捨てて日本に帰りたい!とずっと思っていました。先生たちもそんなに手厚いサポートをしてくれるわけでもなく、「~したら楽になるんじゃない?」と提案してくれるだけでした。さすがアメリカです。自分が日本でどれだけ恵まれた環境で生活していたのかを改めて実感させられました。

 文化や習慣が違う国で生活すること、そんなに簡単ではないと思います。アジア人だからと軽い差別を受けることもありました。自分の思い込んでいた国とは違う、そんな気づきが数え切れないほどありました。と同時に、日本のいい点と悪い点が浮かび、帰国したら共有したい話題ができました。留学に行けたことを本当に嬉しく思います。もうしばらくは日本を離れたくないです。(笑)美味しい日本食をたくさん食べて幸せを噛み締めようと思います。ありがとうございました。