海外留学レポートReport from Overseas

很棒的經驗

May . 2018

 

 留学開始から約三ヶ月が経過し、台湾での留学生活も毎日が非常に充実していると感じられます。特に今月は様々なイベントが行われたので忙しくもありましたが毎日がとても楽しかったです。多くの経験と成長が感じられた一ヶ月間でした。今月は大まかに言うと、スピーチコンテスト、台湾人学生による劇・発表会、ボランティア活動、語学センターの期末試験が行われました。

 

 5月10日に留学生によるスピーチコンテストが行われました。初級と高級に分かれ、計30名ほどの留学生が参加しました。原稿は全て中国語で作成し1人3分程度のスピーチを行います。自分で作成した原稿を中国語の先生に添削してもらい、全て暗唱できるようになるまで何度も練習を繰り返しました。母国語でない中国語の暗記と発音には非常に苦戦しました。また、私は人前で発表することが非常に苦手でかなり緊張してしまいます。ですが、留学でしかこのような経験はできないので挑戦することを決めました。本番当日は日本語学科の学生さんやクラスメイト、多くの先生方がみんなの発表を見に来ていました。私は日本から持参していた浴衣を着て本番に臨み、緊張はしましたが無事スピーチを終えることができました。私は初級として参加しましたが、高級の学生さんのスピーチも見ることができました。私は前を向いてただ話すことだけで精一杯でしたが、高級の学生さんは堂々と身振り手振り自分を表現しながら発表していました。それがとてもかっこよく、私もいつかこうなりたいと強く思いまいた。

 

 5月の中旬には靜宜大学の各学部の学生による発表会が行われました。化粧品学科は歌やラップ、ダンスを披露したり、日本語学科は各学年とクラスで全て日本語による劇を行っていました。日本語学科の学生さんは台本や演出全てを学生のみで作り上げています。1年生から4年生まで全ての劇を観ましたが、構成も学生が考えたものとは思えず、台詞も全て日本語にもかかわらずとても流暢でした。やはり学年が上がるにつれて日本語がネイティブ並に上手くなっていくのが分かりました。同じ授業を受けていても分かりますが、とても熱心で勉強家な学生が多いと思います。いつも頑張りに刺激を受けています。

 

 5月に入り、本格的に台湾人学生と日本人留学生によるボランティア活動が始まりました。授業外に毎週水曜日の約2時間、若者が使う流行語を教え合ったり、ちらし寿司や餃子などを作ったり、浴衣を着たりと文化交流を行っています。実際に体験しながら交流することで友達も増え、楽しく新たな台湾の魅力にも気づくことができます。日本人だからこそ気がつかない日本の魅力も台湾の学生さんに気づかされています。

 

 中国語の授業が始まり、二ヶ月以上が経ち、今まで使っていた教科書を学び終わったため新しい教科書に替わりました。内容も難しくなり、学生の発言回数や自分で文章を作って話すということが以前より増えてきました。文法や単語も難しくなり、予習復習が欠かせません。今月は中国語の期末試験が行われました。毎週小テストが2回行われていますが、大きなテストは留学開始時に受けたクラス分けテスト以来でした。クラス分けテストと同様に長文の作文作成問題が出題されましたが、今回のテストで留学開始当初より明らかに自分の単語力と文法力が身についたと実感できました。日に日に中国語が身についていっていることがとても嬉しいです。期末試験の後にはクラスメイトと先生で食事に行きました。クラスのみんなで食事に行くことは初めてだったので非常に有意義な時間となりました。私たちのクラスは年齢も20代から40代、国籍も5カ国以上、性格も全く違い個性的な人達ばかりです。ですがみんなとても明るく、和気藹々としています。毎日の授業がとても楽しいです。この日は授業だけではなくみんなで食事ができたので、それぞれの国の話や文化交流もできました。こんなに楽しく中国語を学ぶことができてとても幸せに思います。あと一ヶ月もせずに今のセメスターが終わってしまうと思うと時間の経過は速すぎると思うのと同時に別れが辛くなります。残りの時間も悔いにないように過ごしていきます。

 

 今月は怒濤の一ヶ月だったように感じています。イベント事が多かったのもありますが、実は台湾に来て携帯を壊してしまい連絡が取れなくなったりというハプニングも起きてしまいました。新しい携帯を購入しましたが全て中国語でのやりとりだったので悪戦苦闘しました。きっと留学が終わる頃にはこれも良い思い出になっていると思います。来月は卒業式と秘書検定の受検、留学生のFarewell Partyなどが予定されています。来月も充実した留学生活にしたいです。