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卒業生からのメッセージ ✿ 日本語教師になりました
卒業生からのメッセージ
昨年の12月から山口県にある日本語学校で、常勤講師をしています。今は1クラス約15人のクラスを週に5時間ほど担当しています。
筑紫女学園大学では、日本語教員養成副専攻課程を受講して、中国とマレーシアに日本語教育実習に行ったことがあります。その際に養った、素早く教案を作る力が今、とても役に立っています。新人指導の先生の力をお借りしてではありますが、教科書を見て要点を押さえ、学生が飽きないような授業を目指しています。
しかし授業中、学生の日本語の理解度にばらつきがあるため、理解できていない学生を置いて、よく発言する学生とだけで授業を進めてしまいがちです。理解できていない人のためにゆっくり授業をすると、今度は理解できる学生が退屈してしまいます。学生をよく見て、理解できない学生を漏らさないようにうまく掬いながら授業をすることを心がけてはいるのですが、今はまだ力が及ばず反省の毎日です。
例えば、日常会話は上手いのに筆記が弱い学生、逆に恥ずかしがってあまり発言はないですが試験には強い学生など、教室にはさまざまな学生がいます。そんな学生たちの個性に触れて、日本語レベルを上げるためにどうすればいいのか考える時、最もやりがいを感じます。未熟な私のことを「先生」と呼んで、慕ってくれる学生を見ると自然に力が湧いてきます。学生の力になれる教師を目指して、これからも励んでまいります。
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