各学科からのお知らせNews from Departments

日文の学び ** 4年生インタビュー (2) ** 近・現代文学

卒論のテーマは?

夏目漱石の女性像―『こころ』を中心に―

漱石の作品には男女の三角関係を描いたものが多い。今回取り上げる『こころ』もそうである。今回は特に《先生》《御嬢さん》《K》《奥さん》の言動や考察、関係性などから《先生》や《K》の自殺、その真相や心理、また《御嬢さん》や《奥さん》の策略について考察していき、それらを通して漱石の描く女性像を女の視点から読み解いていきたいと思った。

大学生活での「一番」は?

何よりも思うのが、大学生で初めて日本を飛び出したという経験は、一生忘れられず、また一生忘れてはならないということです。価値観も自分自身の夢や考え方も180度変わってしまうほど、新鮮で大きな影響を受けた体験となりました。学生のうちに海外に行けたことに深く感謝します。

卒業後は?

銀行(総合職)

卒論のテーマは?

武者小路実篤「友情」から実篤の世界観を探る

「近現代文学基礎演習」の課題でこの本を担当し読んだところ、おもしろかったから。日本文学の学科に所属している以上、近代文学で卒論をやってみたいという憧れが強かったからです。

あなたにとって大学生活とは?

最も頑張ったことは大学生協学生委員会の活動です。副委員長とふたつの企画の企画長を務めました。組織運営の大変さ、なにかを成し遂げる楽しさを学びました。
好きな科目は近現代文学です。読み込むことによって様々な意味が浮かび上がってくるところが魅力的です。
大学での経験で今後に活かしたいことはプレゼン能力です。まだまだ頑張るべき部分ではありますが、この四年間で格段に力が上がったと思います。
留学や、旅行、委員会活動、講義と大学生活で頑張りたいことは大概達成できたのですが、時間や余裕があるうちにもっと読書や映画鑑賞をしておけば良かったと思います。
私にとって
大学生活は「挑戦」です。高校生のときには考えられない程世界が広がりました。これから社会に出てもこの気持ちを忘れず頑張ります。

卒業後の進路は?

コンサルティング会社(オペレーター職)

 卒論のテーマは?

谷崎潤一郎 『細雪』を読む 蒔岡家四姉妹

谷崎潤一郎作品には、代表作である『痴人の愛』や『刺青』などのいわゆる「耽美」と言われる作品が多い中、『細雪』を初めて読んだ時、他の谷崎作品とは雰囲気が違うように感じた。
そこから興味を持ち何度も読み返して来たが、
もっと深く内容を読み込んでみたいと思い、テーマ選択に至った。

 あなたにとって大学生活とは?

近代文学が好きで日本語・日本文学科に入学したので、古典や漢文にはそこまで興味がなかったが、日本の詩歌でのくずし字の講義がとても面白く興味を持った。非常に難解だったが元の漢字が分かるととても面白く楽しいと感じた。
 家から学校まで二時間強かかるため、一限の講義が多い一、二年は非常に大変だったが、
遅刻せずに通った。想像よりも大変だったが乗り切ることができたと思う。

 卒業後は?

福祉関連企業(事務職)

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