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【日文の学び】新2年生(2020年度1年生)の想い ✿No.4

2020年度を振り返る ✿ No.4

   4年生に続き、2020年度の1年生(新2年生)に、一年間を振り返ってもらいました。

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大学での一年間

福島高等学校出身
大石 明衣佳

 この一年間、私は日頃から少しでも大学生活を楽しむことができるように努力した。結果として、一年間の大学生活は充実したものだったと言える。全体として、新型コロナウイルスの影響で私たちが想像していたような大学生活は送れなかった。にもかかわらずなぜ充実したと言えるのか。理由は二つある。

 一つ目は新しい友達ができたことである。私はどちらかというと人見知りをしないタイプだ。そのような私でも大学に入る時はかなり心配していた。一番心配していたことが新しい友達ができるのかということだった。中学や高校と違い、地元が同じ人はかなり少ない。方言が違う人、文化が違う人など、いろいろな背景を持った人が集まる大学で、私は馴染むことができるのか。後期から対面授業が始まった。大学に行ってみると私の想像とは違っていた。私の方言に違和感を覚え面白がってくれる人、私の性格を受け入れてくれる人、かっこいいと言ってくれる人もいた。大学生活が始まったばかりでまだ友達が少ないと感じている人もいるかもしれないが、私は良い人たちに巡り合えたと思っている。

 二つ目は新たな学びを経験できたことである。大学は一つの分野を深く学ぶ。中学や高校では習ってこなかったことを細かく学んでいく。当然のことであるが、中学や高校に比べ、大学の学びは難しい。正直何を言っているのだろうと思うこともある。私は授業についていけているのか、かなり心配した。だが、大学での勉学は難しいだけではない。楽しさもある。自分が知りたい内容を学んでいくことが、新しい発見、さらに楽しさへとつながる。勉強なんて面白くないと思っていた私が勉強に楽しさを覚えたのは、大学で学び始めてからだ。今までに経験したことのないような学習をするのでとても面白い。これからの三年間も勉学を頑張りたいと強く思っている。

 新型コロナウイルスによって当たり前の生活ができなくなった現在、当たり前の生活ができないことに不満を持ったりストレスを溜めたりしている人も数多くいるだろう。そのような人たちは新型コロナウイルスに対する考え方を少し変えてみたらどうだろうか。当たり前の生活の大切さを教えてくれたのはまちがいなく新型コロナウイルスだと思う。だからこそ、制限の多い生活の中でどれだけ楽しむことができるのかがカギとなってくる。この一年間、制限されたことはとても多い。そのような中でも充実した大学生活を送ることができたと私は実感している。どのような大学生活を送るかは自分次第である。自分の行動で決まる。これからも後悔しない大学生活を送りたい。

 

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No.118 **********