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【体験レポート】カラーコーディネーター検定試験

「カラーコーディネーター」は、ファッション、インテリア、その他製造業における新商品の企画・広報において、理論的な知識に基づく的確なアドバイスができる色の専門家としての検定試験に合格することにより与えられる資格です。ただしこのような民間資格は公的資格ではありますが、その有無だけで企業の採用が決まるわけではないので、持っている知識や努力の証明と考えておくべきでしょう。

2020年にグレードが1級~3級の3分類から「アドバンスクラス」と「スタンダードクラス」の2分類へ変更されましたが、第48回(6月)試験は中止となり、変更後の実際の試験は第49回として11月に実施されました。なお検定試験についての詳細は主催者である東京商工会議所の検定試験サイトをご覧ください。

物質の色や光の基礎についてはこれまでの私の担当科目でも採り上げていましたが、4月から新たに担当することになった科目「色彩と環境」の中に検定試験受験対策を本格的に入れることにしたので、試験内容確認のために11月末のスタンダードクラス検定試験を受験しました

試験会場は福岡商工会議所で制限時間は2時間、マークシート式の10問構成で受験者は100人程度でした。試験内容の半分以上が理科系の問題なので開始後30分くらいで一通り解答の目星がつき*、3回くらい見直して1時間程度で提出しました。ただし、それまでに多くの受験生が提出していました。まだ合格証は届いていませんが、オンラインでの合否判定では9割以上の得点で合格の判定でしたので、安心しました。

なお来年から、この検定も含めて東京商工会議所主催の6種の検定試験は、試験期間内に受験日時や場所を受験者が自由に選択できるIBT方式(インターネット経由での試験)になるとのことです。

*速水先生は理学博士の学位をお持ちの、いわゆる「理系」研究者です。