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【地域で学ぶ】高雄公園のビオトープの池干しをしました

11月3日(祝)に、太宰府市高雄公園にあるビオトープの池干しを、管理している太宰府市環境課・建設課様、湊工業様、高尾山の調査を本学と行なっている地域環境計画様、自然共生ゼミナールの学生で行いました。地域の子どもと一緒に行うのはコロナがあるため断念していたのですが、当日遊びに来ていた子どもたちが飛び入りで参加しました。このビオトープでは以前から特定外来生物のオオフサモなどの駆除にゼミで取り組んでいました。池干しの目的は、飼育品種であるコイや外来種のアメリカザリガニを除去して、昆虫などの小動物を守ることです。その結果、実に多様な自然があることがわかりました。コイは大小19匹、アメリカザリガニは48匹と予想を超えた数が見つかり、コイは引き取っていただきました。環境省の絶滅危惧II類のコガタノゲンゴロウが10匹、福岡県準絶滅危惧種ウスイロシマゲンゴロウが5匹、その他、魚では、フナ類、カワムツ、モツゴ、タモロコ、そして池の主のようなドンコも見つかりました。やはりヤゴが少なく、コシアキトンボのヤゴが3匹見つかっただけでした。来年も池干しを行う予定ですが、その時には、ヤゴが増えていてくれることを願っています。

参加学生コメント

今回、池干しで多くの生物を捕獲しましたが、数種類程だろうと思っていた生物は予想以上に多く見つかり、中には巨大なドンコやコイが見つかり、驚きました。また、普段は接することのない、小学生・大学生・研究職の方・自治体の方・その他関係者の方々と協力して作業できたことはとても貴重な体験だと感じています。また、来年同じような体験が出来るとしたら、是非参加させていただきたいと思います。